1
ハノイ その7 : おしゃれカフェでカフェめしチャーカー “La Place”
その6の続き。
ハノイ大教会。

大教会に真正面から向かった状態で、そのまま右に向くと、

La Placeなるおしゃれカフェが。

ハノイ名物、「チャーカー」のカフェめしバージョン。

ミントのはいったスムージーのカクテル。

こっちもたしか、マンゴースムージーカクテルみたいなもの。
店内はなかなかおしゃれ。
窓際の席では、モデルのような、かなりハイレベルにファッショナブルなベトナム人の若者がiPhoneで友だちと会話しながら、Mac Book AirでFace Bookとtwitterをチェック、的な光景に出くわし、珍しいので写真を撮らせてもらおうと思ったけれど、それもなんか悪いのでやめました。
店内、ちょっと混んでいたので、内装のコジャレっぷりが撮影できず残念。
壁にはこういうたぐいの

革命系アートがかかっていたりして。
※上の写真は参考資料。別の店の写真です。
あと面白いのは、

テーブルクロスに、こういう、ざら紙というか、わら半紙のようなものがしいてあり、はじっこにお店の採点欄のようなコーナーがあったりする。
テーブルにはクレヨンが置いてあるので、それで書けばいいのだが、採点欄とかは別にカンケーなしに、テーブルクロス全体に勝手な落書きなども可能。

かわいいコックさんの書き順が、どうも、思い出せない。

お絵かきしりとり、なども可。
禁煙だけど、2階のダイニングを出てちょっと上がったところに、タバコの吸えるスペースもある。

こんな感じ。
(よ)
ハノイ大教会。

大教会に真正面から向かった状態で、そのまま右に向くと、

La Placeなるおしゃれカフェが。

ハノイ名物、「チャーカー」のカフェめしバージョン。

ミントのはいったスムージーのカクテル。

こっちもたしか、マンゴースムージーカクテルみたいなもの。
店内はなかなかおしゃれ。
窓際の席では、モデルのような、かなりハイレベルにファッショナブルなベトナム人の若者がiPhoneで友だちと会話しながら、Mac Book AirでFace Bookとtwitterをチェック、的な光景に出くわし、珍しいので写真を撮らせてもらおうと思ったけれど、それもなんか悪いのでやめました。
店内、ちょっと混んでいたので、内装のコジャレっぷりが撮影できず残念。
壁にはこういうたぐいの

革命系アートがかかっていたりして。
※上の写真は参考資料。別の店の写真です。
あと面白いのは、

テーブルクロスに、こういう、ざら紙というか、わら半紙のようなものがしいてあり、はじっこにお店の採点欄のようなコーナーがあったりする。
テーブルにはクレヨンが置いてあるので、それで書けばいいのだが、採点欄とかは別にカンケーなしに、テーブルクロス全体に勝手な落書きなども可能。

かわいいコックさんの書き順が、どうも、思い出せない。

お絵かきしりとり、なども可。
禁煙だけど、2階のダイニングを出てちょっと上がったところに、タバコの吸えるスペースもある。

こんな感じ。
(よ)


▲
by brd
| 2012-07-31 22:00
| ベトナム
ハノイ その6 : 行列のできるフォーボー屋 「フォーザーチュエン Pho Gia Truyen」
その5の続き。
ハノイ旧市街に、日本のラーメン屋よろしく、行列のできる牛肉フォー屋があるそうなので行ってみた。

このフォー。
写真見てると、また食べたくなってくる~。

場所は、ハノイ旧市街バッダン通り。

ウワサに違わず、もう結構ならんでる。(よ)も列の最後尾に加わる。

看板を見ると、4.5万ドン、4万ドン、3.5万ドンの三種類があるっぽい。
いちばん高い4.5万ドンは、日本で言う「全部のせ」的なもんだろうか?よくわからないけれど、とりあえず全部のせ、にしよう。

行列の先頭のカウンターでは、ガラスケースの中にある、このでかい肉をさばいて麺のはいった器に乗せている。

さらにその器に赤い生の牛肉を乗っけて、ぐらぐらに煮えたスープをざっと注いで出来上がり!

ぐらぐらあつあつのスープで、一瞬にして生肉が煮えた状態に。
そして、客はこのあっつあつの器をカウンターで手渡され、自分で席まで運んでいかなくてはならないシステムだった。うわわヤバいスープをこぼしそう。なのに、こんなにひっきりなしに客が来るのは、よっぽど美味いからだろう。
食べてなるほど、パンチがある。
スープがかなりしっかりしてて、もともと煮えてた肉と、スープで煮えた生肉のダブル肉のゴージャスさが満足感につながる。となりのおじさんは、全部のせにさらに生卵を追加していた。月見フォーだ。いいなあ、(よ)も卵入りで注文すればよかったなあ。
揚げパンをスープにひたして食べれば、さらに満足。
あまりハノイのフォーを食べくらべていないから、はっきりはわからないけど、たしかに美味しかったよ!
つづく。
(よ)
ハノイ旧市街に、日本のラーメン屋よろしく、行列のできる牛肉フォー屋があるそうなので行ってみた。

このフォー。
写真見てると、また食べたくなってくる~。

場所は、ハノイ旧市街バッダン通り。

ウワサに違わず、もう結構ならんでる。(よ)も列の最後尾に加わる。

看板を見ると、4.5万ドン、4万ドン、3.5万ドンの三種類があるっぽい。
いちばん高い4.5万ドンは、日本で言う「全部のせ」的なもんだろうか?よくわからないけれど、とりあえず全部のせ、にしよう。

行列の先頭のカウンターでは、ガラスケースの中にある、このでかい肉をさばいて麺のはいった器に乗せている。

さらにその器に赤い生の牛肉を乗っけて、ぐらぐらに煮えたスープをざっと注いで出来上がり!

ぐらぐらあつあつのスープで、一瞬にして生肉が煮えた状態に。
そして、客はこのあっつあつの器をカウンターで手渡され、自分で席まで運んでいかなくてはならないシステムだった。うわわヤバいスープをこぼしそう。なのに、こんなにひっきりなしに客が来るのは、よっぽど美味いからだろう。
食べてなるほど、パンチがある。
スープがかなりしっかりしてて、もともと煮えてた肉と、スープで煮えた生肉のダブル肉のゴージャスさが満足感につながる。となりのおじさんは、全部のせにさらに生卵を追加していた。月見フォーだ。いいなあ、(よ)も卵入りで注文すればよかったなあ。
揚げパンをスープにひたして食べれば、さらに満足。
あまりハノイのフォーを食べくらべていないから、はっきりはわからないけど、たしかに美味しかったよ!
つづく。
(よ)


▲
by brd
| 2012-07-30 01:00
| ベトナム
ハノイ その5 : バッチャン焼きを買いにバッチャン村へ
その4の続き。
ニャッタンからタクシーで旧市街、ドンスアン市場まで戻った。

すこしうろつく。

観光客相手のシクロがうるさい。

炎天下でヘンにがんばって歩き回るとすぐヘバる。

いらんガラクタをついつい買う。
そしてお次は、サクっとバッチャン村へゴー。
お土産のバッチャン焼きを買いに行く。
バッチャンは、ハノイ北部のニャッタンからみると、ホアンキエム湖を中心とするハノイ中心部をはさんで、まったく反対側の南部。
今日はハノイ縦断デー。
その辺を流している小奇麗なタクシーを適当に拾って、値段交渉しようとしたが「メーターで行くから」と言ってゆずらない。遠距離の場合、ヘンに値切られるよりメーターで行ったほうがかえってドライバーはトク、みたいな意識なのか?
「じゃあメーターで行ったら、だいたいいくらぐらい?」と訊いたが、「大丈夫大丈夫、メーターで行くから」の一点張り。めんどくさいので、まあいいかと乗車。
旧市街からバッチャンまでは、だいたいクルマで30分くらい。タクシーには買物のあいだ1時間くらいメーターを止めて待ってもらって、旧市街まで帰ってくる往復で、たしか50万ドン弱だった。2千円はかかっていない計算。こんなもん?

タクシーでホン川を渡っているところ。
バッチャンに着いて少し歩いた感じ、全然カフェとかの休める店がないのだが、一軒だけ発見したのでカフェスアダーで一服。
さて、あまた軒を連ねるバッチャン焼きの店を巡る。
店によっては、コーヒーカップ一客20USドルとかのウルトラ観光客値段でまったくうんざりするのだが、何軒かチェックしたところ、ま、これならいいか、と思える店に当たったので、時間も惜しいし、そこで買うことに。

ここ。

店内。
お店の子供が歩き回って、客のマネをして陶器をいじり、じつに危なっかしいのだが、なんとも微笑ましくもある。

日本でよくみるバッチャン焼き定番の柄もいいけれど、今回はじめて見る、この小魚パターンの絵柄に一目ぼれ。

小魚柄の器を中心に買うことに。
値段は大きなボウルが14万ドン(約560円)、小さな湯飲みが2.5万ドン(約100円)、コーヒーカップとソーサーのセットで4.5万ドン(約180円)などなど。全部合計した値段が出たところで、そっから値引きしようとしたらすごく嫌な顔をされた。それでも湯のみ一客ぶんマケてくれた。
小魚パターンは、絵付けしたのではなく掘り出した、ここの店オリジナルの新作もあると案内されたけど、ちょっと高かったので買わなかった。が、買っとけばよかったと、すこし後悔。
Gốm sứ
Nhất Lan
住所 : số260 xóm4, Giang Cao, Bát Tràng, Hà Nội
電話 : (04)3874-4036
つづく。
(よ)
ニャッタンからタクシーで旧市街、ドンスアン市場まで戻った。

すこしうろつく。

観光客相手のシクロがうるさい。

炎天下でヘンにがんばって歩き回るとすぐヘバる。

いらんガラクタをついつい買う。
そしてお次は、サクっとバッチャン村へゴー。
お土産のバッチャン焼きを買いに行く。
バッチャンは、ハノイ北部のニャッタンからみると、ホアンキエム湖を中心とするハノイ中心部をはさんで、まったく反対側の南部。
今日はハノイ縦断デー。
その辺を流している小奇麗なタクシーを適当に拾って、値段交渉しようとしたが「メーターで行くから」と言ってゆずらない。遠距離の場合、ヘンに値切られるよりメーターで行ったほうがかえってドライバーはトク、みたいな意識なのか?
「じゃあメーターで行ったら、だいたいいくらぐらい?」と訊いたが、「大丈夫大丈夫、メーターで行くから」の一点張り。めんどくさいので、まあいいかと乗車。
旧市街からバッチャンまでは、だいたいクルマで30分くらい。タクシーには買物のあいだ1時間くらいメーターを止めて待ってもらって、旧市街まで帰ってくる往復で、たしか50万ドン弱だった。2千円はかかっていない計算。こんなもん?

タクシーでホン川を渡っているところ。
バッチャンに着いて少し歩いた感じ、全然カフェとかの休める店がないのだが、一軒だけ発見したのでカフェスアダーで一服。
さて、あまた軒を連ねるバッチャン焼きの店を巡る。
店によっては、コーヒーカップ一客20USドルとかのウルトラ観光客値段でまったくうんざりするのだが、何軒かチェックしたところ、ま、これならいいか、と思える店に当たったので、時間も惜しいし、そこで買うことに。

ここ。

店内。
お店の子供が歩き回って、客のマネをして陶器をいじり、じつに危なっかしいのだが、なんとも微笑ましくもある。

日本でよくみるバッチャン焼き定番の柄もいいけれど、今回はじめて見る、この小魚パターンの絵柄に一目ぼれ。

小魚柄の器を中心に買うことに。
値段は大きなボウルが14万ドン(約560円)、小さな湯飲みが2.5万ドン(約100円)、コーヒーカップとソーサーのセットで4.5万ドン(約180円)などなど。全部合計した値段が出たところで、そっから値引きしようとしたらすごく嫌な顔をされた。それでも湯のみ一客ぶんマケてくれた。
小魚パターンは、絵付けしたのではなく掘り出した、ここの店オリジナルの新作もあると案内されたけど、ちょっと高かったので買わなかった。が、買っとけばよかったと、すこし後悔。
Gốm sứ
Nhất Lan
住所 : số260 xóm4, Giang Cao, Bát Tràng, Hà Nội
電話 : (04)3874-4036
つづく。
(よ)


▲
by brd
| 2012-07-28 17:16
| ベトナム
ハノイ その4 : ハノイ名物 ニャッタンNhật Tânの Thịt Chó “Anh tú béo”
その3の続き。
タクシーのドライバーに。

こんなメモを見せたら。

めっぽう笑われた。
でも、携帯から盛んに知り合いだか誰だかに電話をかけてくれ、たぶんいい店がどこかを訊ねてくれているのだろう、最終的には、ばっちり目的の場所に到着~。

Anh tú béo
名店だそうな。
ところで、さっきのメモに書いてあったのは。
Thịt Chó
Nhật Tân
つまり。
狗肉
ニャッタン
「ニャッタン」とは、ハノイ市街地からノイバイ空港に行く途中あたりのエリア。お店は同エリアのAu Co通り界隈に集まっているらしく、Anh tú béoはそのなかの一軒というわけ。

ダイニングが2階にあるのは、ハノイ旧市街の山羊鍋店と同じ。高床式感覚だろうか。

けっこう広い。

ござにあぐら。低いテーブルをかこむ。

テーブルに新聞紙が敷かれ、なにも注文せずとも巨大なせんべいとオシボリが出てきた。このあとも、何も注文してないのに、ずーっと勝手にもろもろの皿が配膳される。

ビールは、自分でたのんだ。

レモングラスやハーブ類、きゅうりが来る。

親切にも、タレを作ってくれる。
ハノイ旧市街の山羊鍋屋でもそうだったけれど、ローカルな店ほど外国人に親切にかまってくれる気がする。ま、気のせいかもしれない。

Mam Tomマムトムという強烈に臭いタレと、塩と唐辛子。両方にライムをたっぷり搾る。

マムトムは柑橘を加えて混ぜたら、なにやら化学反応を起こしたかブクブクと泡立ってきている。
このマムトム、海老だかの塩辛系醗酵調味料で、初めて味わうと正直ものすごく臭い。台湾の臭豆腐に近い系統の臭さかもしれない。しかし、食べ慣れてくると、うーん不思議、なんだかものすごくクセになってしまう。
さて、メインディッシュ。

thịt hấp 茹で(蒸し?)肉。
レバーもついてる。
生姜(みたいなの)の輪切りもついてるが、これはかじりながら?
これまで延辺料理や韓国料理で食べたのより好み。味そのものは、羊肉に似ているという話もあるけれど、実際はかなり違う風味で、脂の香りなども独特。しかし決して食べにくいクセがあるわけではない。マムトムにつけながら食べる。

dồi nướng 焼いた腸詰。
韓国料理のスンデのような見た目。中身はやっぱり血だろうか?ピーナッツがたくさんはいってて、スナック風な感じもして、思ったより食べやすい。

chả nướng 揚げ肉(?)
脂身のあたりが弾力があってムチッとしている。脂身の香りに独特の個性があると思う。

タレにつけて肉を食べながら、ハーブ類をつまみ、ビールを飲む。ほかの客を観察すると、レモングラスの枝も、ガジガジかじってる。マネをする。
別のテーブルを見ると、スープや汁っぽい煮込み系?の料理も出ていて、かなーり興味そそられるが、でてきたものを完食したら満腹になってしまった。
ああ、近所でワンワンと鳴いてる声が聞こえる。
せっかくなので。

ニャッタン散歩。

別に何もない。

ニャッタンの豪邸。

結局お店に戻ってきた。
ハノイ旧市街へ帰るため、タクシーを呼んでもらうことに。
店のニイちゃんに「ABCタクシーでイイか?」ってしつこく訊かれて、何でもいいよと答えたけれど、ハノイはタクシー会社によってメーターあたりの値段が結構違うのだろうか? なんかそんな気もしたけど、どうなのだろう。店のオバちゃんが電話すると、ABCタクシーは5分も待たずにやってきた。
ところで、今回のハノイ旅行、実は職場から支給された福利厚生旅行クーポンを使用した。が、某大手代理店のパッケージツアーぐらいしか使い道がなく、そういうわけでツアーに乗っかってやってきたのだった。
というわけで、帰国日は空港までのバスにベトナム人現地ガイドさん(女性)が同行。
バスの中で、彼女に今回の旅について訊かれた。
ガイド 「(よ)さんは、今回ハノイで、どこに行かれましたか?」
(よ) 「バッチャン村に行きました。あとニャッタンにも行きましたよ」
ガイド 「え? ニャッタン!? どの店に行きましたか?」
※ガイドさん、このあたりで急に目がギラギラしてくる。
(よ) 「ちょうど今走ってるあたりです。Anh tú béoです」
ガイド 「そこは有名な店です! 何を食べましたか?」
(よ) 「えーっと、腸詰めと・・・」
※同行の日本人ツアー参加者たち、このあたりでかなりドン引き(笑)。なのにガイドさん、話をやめようとしない。
ガイドさんによれば、ビールを飲んだのは邪道で、お店の自家製酒を飲まなきゃはじまらないんだそうだ。なんだ、近くのテーブルの男性二人組みがビールだったからマネしたのに、自家製酒を飲むのが本格派らしい。
ところで、ニャッタンの近くを流れる大河、ホン川にかかるニャッタン橋が建設中。日本のゼネコンがかかわってて日越友好橋とかの別名でも呼ばれてるらしい。今年の1月には、自民党の谷垣がTPPの話をしに来たついでに寄ったとか。
意外に注目の場所なんだねニャッタン。
名物の食文化はしっかり守ってね。
つづく。
(よ)
タクシーのドライバーに。

こんなメモを見せたら。

めっぽう笑われた。
でも、携帯から盛んに知り合いだか誰だかに電話をかけてくれ、たぶんいい店がどこかを訊ねてくれているのだろう、最終的には、ばっちり目的の場所に到着~。

Anh tú béo
名店だそうな。
ところで、さっきのメモに書いてあったのは。
Thịt Chó
Nhật Tân
つまり。
狗肉
ニャッタン
「ニャッタン」とは、ハノイ市街地からノイバイ空港に行く途中あたりのエリア。お店は同エリアのAu Co通り界隈に集まっているらしく、Anh tú béoはそのなかの一軒というわけ。

ダイニングが2階にあるのは、ハノイ旧市街の山羊鍋店と同じ。高床式感覚だろうか。

けっこう広い。

ござにあぐら。低いテーブルをかこむ。

テーブルに新聞紙が敷かれ、なにも注文せずとも巨大なせんべいとオシボリが出てきた。このあとも、何も注文してないのに、ずーっと勝手にもろもろの皿が配膳される。

ビールは、自分でたのんだ。

レモングラスやハーブ類、きゅうりが来る。

親切にも、タレを作ってくれる。
ハノイ旧市街の山羊鍋屋でもそうだったけれど、ローカルな店ほど外国人に親切にかまってくれる気がする。ま、気のせいかもしれない。

Mam Tomマムトムという強烈に臭いタレと、塩と唐辛子。両方にライムをたっぷり搾る。

マムトムは柑橘を加えて混ぜたら、なにやら化学反応を起こしたかブクブクと泡立ってきている。
このマムトム、海老だかの塩辛系醗酵調味料で、初めて味わうと正直ものすごく臭い。台湾の臭豆腐に近い系統の臭さかもしれない。しかし、食べ慣れてくると、うーん不思議、なんだかものすごくクセになってしまう。
さて、メインディッシュ。

thịt hấp 茹で(蒸し?)肉。
レバーもついてる。
生姜(みたいなの)の輪切りもついてるが、これはかじりながら?
これまで延辺料理や韓国料理で食べたのより好み。味そのものは、羊肉に似ているという話もあるけれど、実際はかなり違う風味で、脂の香りなども独特。しかし決して食べにくいクセがあるわけではない。マムトムにつけながら食べる。

dồi nướng 焼いた腸詰。
韓国料理のスンデのような見た目。中身はやっぱり血だろうか?ピーナッツがたくさんはいってて、スナック風な感じもして、思ったより食べやすい。

chả nướng 揚げ肉(?)
脂身のあたりが弾力があってムチッとしている。脂身の香りに独特の個性があると思う。

タレにつけて肉を食べながら、ハーブ類をつまみ、ビールを飲む。ほかの客を観察すると、レモングラスの枝も、ガジガジかじってる。マネをする。
別のテーブルを見ると、スープや汁っぽい煮込み系?の料理も出ていて、かなーり興味そそられるが、でてきたものを完食したら満腹になってしまった。
ああ、近所でワンワンと鳴いてる声が聞こえる。
せっかくなので。

ニャッタン散歩。

別に何もない。

ニャッタンの豪邸。

結局お店に戻ってきた。
ハノイ旧市街へ帰るため、タクシーを呼んでもらうことに。
店のニイちゃんに「ABCタクシーでイイか?」ってしつこく訊かれて、何でもいいよと答えたけれど、ハノイはタクシー会社によってメーターあたりの値段が結構違うのだろうか? なんかそんな気もしたけど、どうなのだろう。店のオバちゃんが電話すると、ABCタクシーは5分も待たずにやってきた。
ところで、今回のハノイ旅行、実は職場から支給された福利厚生旅行クーポンを使用した。が、某大手代理店のパッケージツアーぐらいしか使い道がなく、そういうわけでツアーに乗っかってやってきたのだった。
というわけで、帰国日は空港までのバスにベトナム人現地ガイドさん(女性)が同行。
バスの中で、彼女に今回の旅について訊かれた。
ガイド 「(よ)さんは、今回ハノイで、どこに行かれましたか?」
(よ) 「バッチャン村に行きました。あとニャッタンにも行きましたよ」
ガイド 「え? ニャッタン!? どの店に行きましたか?」
※ガイドさん、このあたりで急に目がギラギラしてくる。
(よ) 「ちょうど今走ってるあたりです。Anh tú béoです」
ガイド 「そこは有名な店です! 何を食べましたか?」
(よ) 「えーっと、腸詰めと・・・」
※同行の日本人ツアー参加者たち、このあたりでかなりドン引き(笑)。なのにガイドさん、話をやめようとしない。
ガイドさんによれば、ビールを飲んだのは邪道で、お店の自家製酒を飲まなきゃはじまらないんだそうだ。なんだ、近くのテーブルの男性二人組みがビールだったからマネしたのに、自家製酒を飲むのが本格派らしい。
ところで、ニャッタンの近くを流れる大河、ホン川にかかるニャッタン橋が建設中。日本のゼネコンがかかわってて日越友好橋とかの別名でも呼ばれてるらしい。今年の1月には、自民党の谷垣がTPPの話をしに来たついでに寄ったとか。
意外に注目の場所なんだねニャッタン。
名物の食文化はしっかり守ってね。
つづく。
(よ)


▲
by brd
| 2012-07-26 01:49
| ベトナム
ハノイ その3 : ジャパニーズ居酒屋な「ハイウェイ4 Highway4」
ハノイ番外編のつづき。
脱線修正。ハノイの話に戻ります。
日本の居酒屋に想を得た、おしゃれハノイっ子に大人気のレストラン「ハイウェイ4」に潜入した。

内装こんな感じ。

そして、こんな感じ。
靴を脱いで座敷にあがり、長テーブルは掘りごたつ式。もちろん座布団&クッションも完備。
まさにジャパニーズイザカヤ。

テーブルセッティングもこのとおり。
デザインされたメニューに箸ぶくろ。グラスに紙コースター。灰皿も手の届く場所に。楊枝も。
うーんジャパニーズイザカヤ。
じつはチェーン店で、ハノイに何店か、サイゴンとホイアンにも店があるみたい。
というわけで、どこの店舗もこういう内装とは限りません、あしからず。ハノイ旧市街のBat su通り店の2階に関しては、こんな感じ、というわけ。
HPの写真を見れば、そのジャパニーズ居酒屋フィーリングが、よりよくわかると思います。
さて。
いろいろ取りそろえられた酒のなかで、われわれの気を引いたのは、地酒だか薬酒だか(?)のメニュー。

酒のキャラクターをイメージさせようというのか、なにかニューエイジっぽいようなヴィジュアルがそれぞれ添えられていて、なんだか、昨今チマタで問題視されている脱法ドラッグのパッケージを思い出したり(?)。
ここからテキトーにふたつ頼んでみた。

うむ。良薬口に苦し。
双方、薬酒っぽい。色の濃いほうは養命酒を思わせる。いずれもすごくアルコール度数が高そう。食事にはあまり合わない気もする。
さて、料理。

まずは文旦のサラダ。
コーンもはいってておしゃれアレンジ。

カエルと葡萄の葉のクリスピーな揚げもの。
カエルは美味しい。

オシャレ・ネムオック。
ネムオック Nem ốc はタニシの揚げ春巻き。タニシはハノイの名物なのです。
タニシはサザエやつぶ貝みたいに、けっこう歯ごたえがあるので、細かく刻んだものが巻かれている。

ローストダック。
揚げパンがついてるのは中国風?ハノイでも普通?
料理に関しては、全体にまあまあ。
2階座敷のお客は、われわれに加え、白人旅行者グループ、地元若者グループ(かなりの美少女3人に男子ひとり)、地元中年グループ(10名以上の団体)、地元カップル、地元ゲイカップル(たぶん)などの面々。
とにかく老いも若きも、何か不必要なハシャギっぷりで、非常にうるさい。ハレの日感のある場所なのだろうか。あるいは、店のアンビエンスの問題かも。音の反響がきつい店は、不必要に客のしゃべり声がうるさく聞こえる場合があって、ここもそんな感じ。
地元中年グループが鍋を頼んでいた。
鍋と一緒に、人数分のベトナム製インスタントラーメンの袋が運ばれてきた。シメに袋から出して鍋に入れて食べるのだろうか。鍋のシメにインスタントラーメンは、韓国風な気もする。
1階はテーブル席で、コロニアルなおしゃれカフェ風。こちらも盛況。
つづく。
(よ)
脱線修正。ハノイの話に戻ります。
日本の居酒屋に想を得た、おしゃれハノイっ子に大人気のレストラン「ハイウェイ4」に潜入した。

内装こんな感じ。

そして、こんな感じ。
靴を脱いで座敷にあがり、長テーブルは掘りごたつ式。もちろん座布団&クッションも完備。
まさにジャパニーズイザカヤ。

テーブルセッティングもこのとおり。
デザインされたメニューに箸ぶくろ。グラスに紙コースター。灰皿も手の届く場所に。楊枝も。
うーんジャパニーズイザカヤ。
じつはチェーン店で、ハノイに何店か、サイゴンとホイアンにも店があるみたい。
というわけで、どこの店舗もこういう内装とは限りません、あしからず。ハノイ旧市街のBat su通り店の2階に関しては、こんな感じ、というわけ。
HPの写真を見れば、そのジャパニーズ居酒屋フィーリングが、よりよくわかると思います。
さて。
いろいろ取りそろえられた酒のなかで、われわれの気を引いたのは、地酒だか薬酒だか(?)のメニュー。

酒のキャラクターをイメージさせようというのか、なにかニューエイジっぽいようなヴィジュアルがそれぞれ添えられていて、なんだか、昨今チマタで問題視されている脱法ドラッグのパッケージを思い出したり(?)。
ここからテキトーにふたつ頼んでみた。

うむ。良薬口に苦し。
双方、薬酒っぽい。色の濃いほうは養命酒を思わせる。いずれもすごくアルコール度数が高そう。食事にはあまり合わない気もする。
さて、料理。

まずは文旦のサラダ。
コーンもはいってておしゃれアレンジ。

カエルと葡萄の葉のクリスピーな揚げもの。
カエルは美味しい。

オシャレ・ネムオック。
ネムオック Nem ốc はタニシの揚げ春巻き。タニシはハノイの名物なのです。
タニシはサザエやつぶ貝みたいに、けっこう歯ごたえがあるので、細かく刻んだものが巻かれている。

ローストダック。
揚げパンがついてるのは中国風?ハノイでも普通?
料理に関しては、全体にまあまあ。
2階座敷のお客は、われわれに加え、白人旅行者グループ、地元若者グループ(かなりの美少女3人に男子ひとり)、地元中年グループ(10名以上の団体)、地元カップル、地元ゲイカップル(たぶん)などの面々。
とにかく老いも若きも、何か不必要なハシャギっぷりで、非常にうるさい。ハレの日感のある場所なのだろうか。あるいは、店のアンビエンスの問題かも。音の反響がきつい店は、不必要に客のしゃべり声がうるさく聞こえる場合があって、ここもそんな感じ。
地元中年グループが鍋を頼んでいた。
鍋と一緒に、人数分のベトナム製インスタントラーメンの袋が運ばれてきた。シメに袋から出して鍋に入れて食べるのだろうか。鍋のシメにインスタントラーメンは、韓国風な気もする。
1階はテーブル席で、コロニアルなおしゃれカフェ風。こちらも盛況。
つづく。
(よ)


▲
by brd
| 2012-07-22 22:46
| ベトナム
辛抱たまらず江古田マイマイ
脱線しっぱなしなわけですが、ハノイの記事を書いてたら、なにかうずうず辛抱たまらなくなり、江古田のベトナム料理店「マイマイ」へ。

ベトナム気分が存分に味わえる夏のランチタイム(ランチは週末のみ)。

バインミー。

餅のようなのに油と葱と揚げ玉葱がかかった小皿おかず。

チェー。
クラッシュアイスが別皿で。
馬場から越して失ったものは多かったが、マイマイが徒歩圏内になったというのは、ちょっと嬉しい。
そして、足立さんに声をかけようと思うんだけど、なんかいつも照れてしまう(テヘ)。
ハノイ行ってきたんですよ~。とか、料理通信に大きく載ってましたね~、とかネタはあるんだけど。
次回はハノイの話に戻ります。
(よ)

ベトナム気分が存分に味わえる夏のランチタイム(ランチは週末のみ)。

バインミー。

餅のようなのに油と葱と揚げ玉葱がかかった小皿おかず。

チェー。
クラッシュアイスが別皿で。
馬場から越して失ったものは多かったが、マイマイが徒歩圏内になったというのは、ちょっと嬉しい。
そして、足立さんに声をかけようと思うんだけど、なんかいつも照れてしまう(テヘ)。
ハノイ行ってきたんですよ~。とか、料理通信に大きく載ってましたね~、とかネタはあるんだけど。
次回はハノイの話に戻ります。
(よ)


▲
by brd
| 2012-07-20 22:28
| 東京のベトナム
ハノイ 番外編 : ホアクアザム hoa quả dầm を作ってみた
その2の続き。
番外編です。
ハノイのホアクアザムをたいへん気に入り、かつ簡単にできそうなので我流で自作してみた。

果物は、桃、キウイ、缶詰のマンゴー、アボカド、そしてミニトマトなど、ありあわせの品々。

果物をすべてカットして良い塩梅にグラスにおさめ、パウダーをお湯で溶かして冷やしたココナッツミルクと、練乳を好きなだけかける。
クラッシュアイスは、製氷室の氷をジップロックの袋に入れてまな板の上に乗せ、上から擂り粉木でガンガン叩いてつぶす(笑)。かき氷機をもちいても良いが、氷が荒くて大きさが不均一のほうが美味しい気がする。

さっそく氷を混ぜ混ぜ、果物をつぶしつつ、食べる。
ホアクアザムの「ザム」は「つぶす」という意味らしい。
我流レシピかつ果物の種類が少ない気がしたけれど、かなりイケた。トマトの風味がひと味ちがう個性を出してる。練乳とココナツミルクのまったりした甘味とクリーミーさがうまく出せた。
日本の夏にも、オススメ。
(よ)
番外編です。
ハノイのホアクアザムをたいへん気に入り、かつ簡単にできそうなので我流で自作してみた。

果物は、桃、キウイ、缶詰のマンゴー、アボカド、そしてミニトマトなど、ありあわせの品々。

果物をすべてカットして良い塩梅にグラスにおさめ、パウダーをお湯で溶かして冷やしたココナッツミルクと、練乳を好きなだけかける。
クラッシュアイスは、製氷室の氷をジップロックの袋に入れてまな板の上に乗せ、上から擂り粉木でガンガン叩いてつぶす(笑)。かき氷機をもちいても良いが、氷が荒くて大きさが不均一のほうが美味しい気がする。

さっそく氷を混ぜ混ぜ、果物をつぶしつつ、食べる。
ホアクアザムの「ザム」は「つぶす」という意味らしい。
我流レシピかつ果物の種類が少ない気がしたけれど、かなりイケた。トマトの風味がひと味ちがう個性を出してる。練乳とココナツミルクのまったりした甘味とクリーミーさがうまく出せた。
日本の夏にも、オススメ。
(よ)


▲
by brd
| 2012-07-18 20:02
| おうちで世界旅行(レシピ)
ハノイ その2 : ホアクアザムhoa quả dầm フルーツつぶして昭和にトリップ
その1の続き。
ハノイ。夜のデザート。

ハノイの名物だというhoa quả dầm ホアクアザムが、なんだかえらく気に入ってしまった。

いわばフルーツのチェーで、マンゴー、ドラゴンフルーツ、バナナ、ロンガン、スイカ、ジャックフルーツなどなど、色とりどりのカットフルーツをグラスに盛り付け、練乳とココナッツミルクをかけたもの。これにクラッシュアイスがついてくる。
クラッシュアイスをグラスに加えつつ、シャクシャクとスプーンでかき回したり、つついたりしながら食べる。
観察していると、かなり果物を丹念につぶして食べている人もいる。
よくつぶしたほうが美味しそうなので、真似てみる。

見た目はよろしくないが、こんな感じになる。
氷のガリガリ感とフルーツの爽やかさ、そして練乳とつぶれたフルーツがミックスしたクリーミーな甘さ。
クセになる。

以上のホアクアザムはTrang Triという店のだが、ここTo Tich通りは一大ホアクアザム地帯で、ほかにも同様の店が軒をならべる。
というわけで、もう一杯!

こっちはHoa Béoという店。

Trang Triと似たような見た目だが、アボカドとイチゴが入っていて食べた感触が明らかに異なる。

聞いたところでは、フルーツの種類をリクエストもできるそうだが、独自ミックスで注文するお客はあまり見かけなかった。いや、観察が足りなかっただけかもしれない。
Hoa BéoのホアクアザムはTrang Triのより、フルーツをつぶしたあとのクリーミーさが若干足りない。フルーツの種類の問題か、コンデンスミルクの量なのか、よくわからないが明らかに違いがある。面白い。
とにかく、氷をかけてフルーツをつぶして食べる、というのにハマる。
子供のころイチゴにミルクや練乳をかけてスプーンでつぶして食べた記憶がフラッシュバック。かき氷のようでもあり、氷が溶けてくると銭湯で飲んだフルーツ牛乳のようでもあり、なんだか懐かしい昭和の記憶が・・・。
日本で出したら、ウケるかもよ(笑)。

作っているところを見学させてもらった。練乳、かなり大量に入れている。

まだまだ満席。
ハノイの旧市街に位置するTo Tich通りは、ホアンキエム湖の北、噴水ロータリーの広場やナイトマーケット入り口からすぐの場所。
つづく。
(よ)
ハノイ。夜のデザート。

ハノイの名物だというhoa quả dầm ホアクアザムが、なんだかえらく気に入ってしまった。

いわばフルーツのチェーで、マンゴー、ドラゴンフルーツ、バナナ、ロンガン、スイカ、ジャックフルーツなどなど、色とりどりのカットフルーツをグラスに盛り付け、練乳とココナッツミルクをかけたもの。これにクラッシュアイスがついてくる。
クラッシュアイスをグラスに加えつつ、シャクシャクとスプーンでかき回したり、つついたりしながら食べる。
観察していると、かなり果物を丹念につぶして食べている人もいる。
よくつぶしたほうが美味しそうなので、真似てみる。

見た目はよろしくないが、こんな感じになる。
氷のガリガリ感とフルーツの爽やかさ、そして練乳とつぶれたフルーツがミックスしたクリーミーな甘さ。
クセになる。

以上のホアクアザムはTrang Triという店のだが、ここTo Tich通りは一大ホアクアザム地帯で、ほかにも同様の店が軒をならべる。
というわけで、もう一杯!

こっちはHoa Béoという店。

Trang Triと似たような見た目だが、アボカドとイチゴが入っていて食べた感触が明らかに異なる。

聞いたところでは、フルーツの種類をリクエストもできるそうだが、独自ミックスで注文するお客はあまり見かけなかった。いや、観察が足りなかっただけかもしれない。
Hoa BéoのホアクアザムはTrang Triのより、フルーツをつぶしたあとのクリーミーさが若干足りない。フルーツの種類の問題か、コンデンスミルクの量なのか、よくわからないが明らかに違いがある。面白い。
とにかく、氷をかけてフルーツをつぶして食べる、というのにハマる。
子供のころイチゴにミルクや練乳をかけてスプーンでつぶして食べた記憶がフラッシュバック。かき氷のようでもあり、氷が溶けてくると銭湯で飲んだフルーツ牛乳のようでもあり、なんだか懐かしい昭和の記憶が・・・。
日本で出したら、ウケるかもよ(笑)。

作っているところを見学させてもらった。練乳、かなり大量に入れている。

まだまだ満席。
ハノイの旧市街に位置するTo Tich通りは、ホアンキエム湖の北、噴水ロータリーの広場やナイトマーケット入り口からすぐの場所。
つづく。
(よ)


▲
by brd
| 2012-07-16 18:16
| ベトナム
ハノイ その1 : 山羊焼肉の焼肉奉行
ベトナムのハノイに行ってきた。

山羊です。
なにが山羊かといえば、ポンポコ研究所の狸田ポン太所長がおしかちゃんと食べていたハノイの山羊焼肉が、なんだか美味そうだったので、住所を教えてもらってイザ出動したのだポン。

lẩu dê Nhất Ly
ラウゼー・ニャットリー。
ニャッリーって読むのかな? ベトナム語はまるでわからない。
ラウゼーは山羊鍋のこと。
だから鍋がメインなんだろうけど、鍋はサイゴンで食べたことあるし、ここは所長にならって焼肉狙い。
ホームページまで、ちゃんとある。
住所は以下のとおり。
Số 1 Hàng Cót - Hà Nội
グーグルマップで検索するとバッチリ出てくる。
ガイドブックに載っているハノイ旧市街地の地図の、いちばん北のあたり。

お店は、1階ががらんと何もなく、バイクが停めてあったりするよく意味のわからないスペースで、2階がダイニング。

2階はこんな感じ。
とにかくまず焼肉を所望すると、

こういうセットが運ばれてきた。
炭火に、オクラ、キュウリ、スダチに塩、味噌みたいなの、唐辛子、肉を巻くライスペーパーと、一緒に巻くハーブや野菜類、そして、つまみのピーナッツ。
肉は、

まずふつうの山羊肉。
ここのテーブルの担当になったおねえさんが、いきなり肉の上にオクラをガバっとのっけた。

こちらはなんだろう?
英語メニューでGoat's Breastって書いてあったから胸腺かな。牛の焼肉ならシビレ。と、思ってたんだけど、検索すると、みなさん「おっぱいの焼き肉」と書いてる。ブレストだから乳房か。へー。
Goat's Brainもあったので、おっ、と思って注文したら「それは鍋用」と却下。

ごくごく贔屓目に言えば薄幸な役柄の小西真奈美を思い出させるおねえさんが、どんどん勝手に肉を焼く。焼けたと思って肉に手を出そうとしたら、ピシャリ!「まだダメ!」的に焼肉奉行ぶりをアピール。

タレも作ってくれる。
なにかゴマだれのようなナッツのペーストのような黄色いのに、唐辛子や、味噌っぽいのやらスダチなどを混ぜる。
もう一種類、塩とスダチだけの皿もある。

そして、どんどん焼いて食べさせてくれる。

手を出せない。
山羊肉はしっかりタレに漬け込んであるみたいで、山羊独特のクセは感じられず、抵抗なく美味しい。
しかし、自分のペースで食べられない焼肉も、すこしつらい。
ほかのテーブルは、勝手めいめいにやっているので、外国人への特別サービスなのかもしれない。放っておいてほしいとも、多少思ったりする。
そんな焼肉奉行の小西さんは終始仏頂面だが、ホスピタリティがある。はじめ外に面した席に座ったが、ものすごいスコールになって、雨がかかり始めた。そしたら即座に席を替えてくれた。やんだら、戻りますか?とたずねてくれた。とても面倒見がよい。

おつぎは、おっぱい肉。
こりこりした食感が非常によい。黄色いたれでもいいが、これは塩スダチのほうがしっくりくる。こういうホルモン系を口にすると、ゴマ油味の幻聴ならぬ幻味が口内に広がる。日本の焼肉に慣れすぎた舌のなせるわざ。

つきっきりでライスペーパーで巻いてくれたりする。

こんな感じ。
このあと豆腐や野菜や麺などが出てきて、うむを言わさず自動的に山羊鍋に移ろうとする小西さん。
焼肉→鍋と連続して食べるのが一般的なんだろうか。
実は、この店に来る前にすこし小腹を満たしてしまったことと、このあとデザート屋などもいろいろ巡ろうと画策していたので、泣く泣く鍋は断ることにした。
ビールも飲んで245,000VND。

スコールのあと、空が不思議な色になった。
つづく。
(よ)

山羊です。
なにが山羊かといえば、ポンポコ研究所の狸田ポン太所長がおしかちゃんと食べていたハノイの山羊焼肉が、なんだか美味そうだったので、住所を教えてもらってイザ出動したのだポン。

lẩu dê Nhất Ly
ラウゼー・ニャットリー。
ニャッリーって読むのかな? ベトナム語はまるでわからない。
ラウゼーは山羊鍋のこと。
だから鍋がメインなんだろうけど、鍋はサイゴンで食べたことあるし、ここは所長にならって焼肉狙い。
ホームページまで、ちゃんとある。
住所は以下のとおり。
Số 1 Hàng Cót - Hà Nội
グーグルマップで検索するとバッチリ出てくる。
ガイドブックに載っているハノイ旧市街地の地図の、いちばん北のあたり。

お店は、1階ががらんと何もなく、バイクが停めてあったりするよく意味のわからないスペースで、2階がダイニング。

2階はこんな感じ。
とにかくまず焼肉を所望すると、

こういうセットが運ばれてきた。
炭火に、オクラ、キュウリ、スダチに塩、味噌みたいなの、唐辛子、肉を巻くライスペーパーと、一緒に巻くハーブや野菜類、そして、つまみのピーナッツ。
肉は、

まずふつうの山羊肉。
ここのテーブルの担当になったおねえさんが、いきなり肉の上にオクラをガバっとのっけた。

こちらはなんだろう?
英語メニューでGoat's Breastって書いてあったから胸腺かな。牛の焼肉ならシビレ。と、思ってたんだけど、検索すると、みなさん「おっぱいの焼き肉」と書いてる。ブレストだから乳房か。へー。
Goat's Brainもあったので、おっ、と思って注文したら「それは鍋用」と却下。

ごくごく贔屓目に言えば薄幸な役柄の小西真奈美を思い出させるおねえさんが、どんどん勝手に肉を焼く。焼けたと思って肉に手を出そうとしたら、ピシャリ!「まだダメ!」的に焼肉奉行ぶりをアピール。

タレも作ってくれる。
なにかゴマだれのようなナッツのペーストのような黄色いのに、唐辛子や、味噌っぽいのやらスダチなどを混ぜる。
もう一種類、塩とスダチだけの皿もある。

そして、どんどん焼いて食べさせてくれる。

手を出せない。
山羊肉はしっかりタレに漬け込んであるみたいで、山羊独特のクセは感じられず、抵抗なく美味しい。
しかし、自分のペースで食べられない焼肉も、すこしつらい。
ほかのテーブルは、勝手めいめいにやっているので、外国人への特別サービスなのかもしれない。放っておいてほしいとも、多少思ったりする。
そんな焼肉奉行の小西さんは終始仏頂面だが、ホスピタリティがある。はじめ外に面した席に座ったが、ものすごいスコールになって、雨がかかり始めた。そしたら即座に席を替えてくれた。やんだら、戻りますか?とたずねてくれた。とても面倒見がよい。

おつぎは、おっぱい肉。
こりこりした食感が非常によい。黄色いたれでもいいが、これは塩スダチのほうがしっくりくる。こういうホルモン系を口にすると、ゴマ油味の幻聴ならぬ幻味が口内に広がる。日本の焼肉に慣れすぎた舌のなせるわざ。

つきっきりでライスペーパーで巻いてくれたりする。

こんな感じ。
このあと豆腐や野菜や麺などが出てきて、うむを言わさず自動的に山羊鍋に移ろうとする小西さん。
焼肉→鍋と連続して食べるのが一般的なんだろうか。
実は、この店に来る前にすこし小腹を満たしてしまったことと、このあとデザート屋などもいろいろ巡ろうと画策していたので、泣く泣く鍋は断ることにした。
ビールも飲んで245,000VND。

スコールのあと、空が不思議な色になった。
つづく。
(よ)


▲
by brd
| 2012-07-14 21:12
| ベトナム
1
旅の食卓と食卓の旅。ferment booksより『サンダー・キャッツの発酵教室』『味の形』発売中。ツイッターは @oishiisekai @fermentbooks
by brd
カテゴリ
全体インド
フランス
マレーシア
タイ
ミャンマー
中国
香港
ベトナム
韓国
東京のインド
東京のイタリア
東京の中国
東京のミャンマー
東京の韓国
東京のウイグル
東京のフランス
東京のタイ
東京のベトナム
東京のマレーシア
東京のネパール
東京のドイツ
東京のスペイン
東京のイスラエル
東京のニュージーランド
神奈川の中国
神奈川のタイ
神奈川のイタリア
富山のパキスタン
東京
神奈川
愛知
京都
石川
富山
茨城
本や映画
おうちで世界旅行(レシピ)
弁当
シンガポール
デンマーク
秋田
アメリカ
台湾
神奈川のベトナム
フィンランド
未分類
ブログパーツ
本棚

『食は東南アジアにあり』
星野龍夫
森枝卓士

『食べもの記』
森枝卓士

『アジア菜食紀行』
森枝卓士

『考える胃袋』
石毛直道
森枝卓士

『ごちそうはバナナの葉の上に―南インド菜食料理紀行』
渡辺玲

『食は広州に在り』
邱永漢

『檀流クッキング』
檀一雄

『中国料理の迷宮』
勝見洋一

『中国庶民生活図引 食』
島尾伸三
潮田登久子

『食卓は学校である』
玉村豊男

『地球怪食紀行―「鋼の胃袋」世界を飛ぶ』
小泉 武夫

『世界屠畜紀行』
内澤旬子

『ソバ屋で憩う』
杉浦日向子と ソ連

『有元葉子の料理の基本』
有元葉子

『ル・マンジュ・トゥー 素描(デッサン)するフランス料理』
谷昇

『料理通信』

『Arche+』
アーチプラス
在タイ女性のための
日本語フリーペーパー
☆
料理通信
アンバサダーブログ
「ニッポン列島食だより」
に寄稿しています。
☆2013/03
江古田「HEM」のイベント
ベトナムおやつ屋台村
☆2012/05
カレー&スパイス伝道師
渡辺玲さんのプライベート・ディナー
☆2012/01
渋谷にあるブルターニュ
「クレープリー・ティ・ロランド」
☆2011/10
シャン料理「トーフー」は
高田馬場の新名物?
☆2011/08
信州食材meetsタイ料理!
「ヤム! ヤム! ソウルスープキッチン」
☆2011/07
震災後の「ソバ屋で憩う」
高田馬場「傘亭」
以前の記事
2019年 01月2017年 10月
2016年 12月
2016年 10月
2016年 07月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2009年 10月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
検索
最新のトラックバック
冬至に南瓜 |
from 異邦人の食卓 |
ドリアン |
from ポンポコ研究所 |
久々わんこ&深谷ねぎ(2) |
from ソーニャの食べればご機嫌 |
Saravana Bha.. |
from ポンポコ研究所 |
꼼장어(コムチャンオ:ヌ.. |
from ポンポコ研究所 |
まだ間に合う!東北民謡コ.. |
from 保土ヶ谷エリアCのいちにち |
돼지국밥(テジクッパプ) |
from ポンポコ研究所 |
ブルターニュ美味しい物探.. |
from 異邦人の食卓 |
パダン料理とtuak |
from ポンポコ研究所 |
【おしかちゃん】パダン料理 |
from ポンポコ研究所 |