コペンハーゲンKødbyen(肉の町)のレストランホッピング
あけましておめでとうございます。
このところ各種告知めいた記事ばかりが続いたので、新年一本目は初心に戻ろうということで、純粋な食べ歩きリポートを。
コペンハーゲンのブルーパブWARPIGSのリポートでも触れた、元食肉市場のKødbyen(肉の町)エリアはヒップな感じというか、最近っぽい雰囲気が漂っており、良さそうな飲食店も多いんだけれど、旅行中にじっくり一軒一軒試す時間はない。そこで、いくつかの店をハシゴすることで夕飯を完遂するレストランホッピングを企てた。
時期は2015年の9月。
さて。まずは一軒目。
WARPIGSに再び。
アペリテフのつもりで、22タップの中からセッションIPAをチョイス。
これがめっちゃウマ。
ホッピーでフルーティでドリンカブル。爽やか。冴えてる。頭の芯までシャッキーンとする清々しさ。ホップを強調したビールの理想形のような味わいで、最初からアガる一杯。
嬉しくなってWARPIGSのTシャツまで買ってしまった。
フランクな店のスタッフが「東京に住んでいたこともあるよ」と話しかけてくれた。
二軒目。
イタリアンのmother。
ここはサワードウ・ピッツァが看板らしいのだが、それを食べるとお腹がいっぱいになってしまいそうなので、ワインと、
モツァレラを。
このモツァレラが地元のオーガニックなミルクで作った自家製なんだとか。さすが。クリーミーで美味い。
食べてもいないのに撮影させてもらったピッツァの窯はこんな感じ。
三軒目。
魚料理で有名な、FISKEBAR。
KØDBYENS FISKEBARで「肉の町の魚のバー」ということかな? ちょっと矛盾な感じ。それもまたここっぽい。
こんなカワイイ感じでパンとバターが出てくる。
生牡蠣は、味わいのキャラクターの違う4種の産地から選べる。どこのを選んだか・・・忘れてしまった。が、美味かった。
そして、鯖の料理を頼んだら、これが結構凝っている。
魚にはラルドがかぶせてあって、ソースはアイヨリとアンチョビ。グリーントマト。パリパリはヨーグルト、とか言ってたかな?
ダイニングの中心にカウンターのバーがあって、囲むようにテーブル席がある。バーで軽くつまんで飲むこともできるけど、料理がけっこう美味しくて、ちゃんとしている。
ガストロノミー系レストランの一皿のようなクオリティで、もしかしたらここはコースでしっかり食べたほうが良かったのでは・・・と後ろ髪をひかれながら、しかし、初心貫徹、次の店へ!
KUL。ここもモダンな料理で評判のレストランなんだけど、一皿二皿で済ませるにはちょい敷居高そうで、勇気が出ず、パス。
さて、四軒目。
NOSE2TAILへ。
店名はNose to Tail(ノーズ トゥ テイル)ってことで、鼻先から尻尾の先まで残さず捨てず全部食べ尽くすという意味。肉料理のお店。
店内、地下室感満点。
かつてパテの工場だったとか。当時の雰囲気を残すような内装にしてある。
EAT MORE BACON AND HAVE MORE SEXとか書いてあった(笑)。
なかなか美味しいシャルキュトリ盛り合わせ。豚、牛、鴨のハムやレバパテなど並べたまな板にナイフをぶっ刺して出てくるプレゼンがイイでしょ?
ラム肉の入ったサラダも食べて、かなり満腹に。
五軒目。
MAGASASA。
・・・と思ったのに、ここ、ラストオーダー後だった。
くー、残念。
わりと閉まるの早いんだ(22:00くらい?)。
DIM SUMとあるように中華のお店で、さっき店前を通りかかったとき中国系と思しき麺点師が手延べで製麺している様子が外から見えていたので、おお、シメは絶対に麺!って決めてたのに~。
ウェブサイトを見ると、面白げなカクテルもあり。
ここの店、北欧関係の著書がいっぱいある森百合子さんのガイドブックでミッケラーのミッケル・ボルグがリコメンドしてた。要チェック。誰か利用した人がいたら、どうだったか教えてください。
別の日の夜だけど、Kødbyenはこんな感じでライブのイベントをやってたりもする。
ちょうどテクノのDJがバッキバキなプレイをしていて、Kødbyenを出てかなり離れても音が聴こえるくらいの音量でやっていた。スゴイなー。
ミッケラーのビールカーも出動して観客たちにビール販売。盛り上がってた。
あと、Kødbyenにはincoなる超巨大食品スーパーがある。
ここも非常に面白い。
中に入るとこんな感じで、どこまで行っても食品、食品、食品・・・。
ビールもクラフト系から大手のまでけっこう揃ってる。
こちらは加工肉関係。
チーズも種類豊富。
アジア食材のコーナーにはタイのガピから日本の搾り柚子のボトルまで。
もう、いろいろ買う気満点で広大な店内を巡ってたんだけど(しかも市中よりずいぶん安い!)、どうやら業者向けの店らしくて日本人観光客には売ってもらえなかった・・・。
ここ、旅行者でも買える方法、ないのでしょうか。
以上、コペンハーゲンKødbyenリポートでした。
今年もよろしくお願いします!
(よ)
このところ各種告知めいた記事ばかりが続いたので、新年一本目は初心に戻ろうということで、純粋な食べ歩きリポートを。
コペンハーゲンのブルーパブWARPIGSのリポートでも触れた、元食肉市場のKødbyen(肉の町)エリアはヒップな感じというか、最近っぽい雰囲気が漂っており、良さそうな飲食店も多いんだけれど、旅行中にじっくり一軒一軒試す時間はない。そこで、いくつかの店をハシゴすることで夕飯を完遂するレストランホッピングを企てた。
時期は2015年の9月。
さて。まずは一軒目。
WARPIGSに再び。
アペリテフのつもりで、22タップの中からセッションIPAをチョイス。
これがめっちゃウマ。
ホッピーでフルーティでドリンカブル。爽やか。冴えてる。頭の芯までシャッキーンとする清々しさ。ホップを強調したビールの理想形のような味わいで、最初からアガる一杯。
嬉しくなってWARPIGSのTシャツまで買ってしまった。
フランクな店のスタッフが「東京に住んでいたこともあるよ」と話しかけてくれた。
二軒目。
イタリアンのmother。
ここはサワードウ・ピッツァが看板らしいのだが、それを食べるとお腹がいっぱいになってしまいそうなので、ワインと、
モツァレラを。
このモツァレラが地元のオーガニックなミルクで作った自家製なんだとか。さすが。クリーミーで美味い。
食べてもいないのに撮影させてもらったピッツァの窯はこんな感じ。
三軒目。
魚料理で有名な、FISKEBAR。
KØDBYENS FISKEBARで「肉の町の魚のバー」ということかな? ちょっと矛盾な感じ。それもまたここっぽい。
こんなカワイイ感じでパンとバターが出てくる。
生牡蠣は、味わいのキャラクターの違う4種の産地から選べる。どこのを選んだか・・・忘れてしまった。が、美味かった。
そして、鯖の料理を頼んだら、これが結構凝っている。
魚にはラルドがかぶせてあって、ソースはアイヨリとアンチョビ。グリーントマト。パリパリはヨーグルト、とか言ってたかな?
ダイニングの中心にカウンターのバーがあって、囲むようにテーブル席がある。バーで軽くつまんで飲むこともできるけど、料理がけっこう美味しくて、ちゃんとしている。
ガストロノミー系レストランの一皿のようなクオリティで、もしかしたらここはコースでしっかり食べたほうが良かったのでは・・・と後ろ髪をひかれながら、しかし、初心貫徹、次の店へ!
KUL。ここもモダンな料理で評判のレストランなんだけど、一皿二皿で済ませるにはちょい敷居高そうで、勇気が出ず、パス。
さて、四軒目。
NOSE2TAILへ。
店名はNose to Tail(ノーズ トゥ テイル)ってことで、鼻先から尻尾の先まで残さず捨てず全部食べ尽くすという意味。肉料理のお店。
店内、地下室感満点。
かつてパテの工場だったとか。当時の雰囲気を残すような内装にしてある。
EAT MORE BACON AND HAVE MORE SEXとか書いてあった(笑)。
なかなか美味しいシャルキュトリ盛り合わせ。豚、牛、鴨のハムやレバパテなど並べたまな板にナイフをぶっ刺して出てくるプレゼンがイイでしょ?
ラム肉の入ったサラダも食べて、かなり満腹に。
五軒目。
MAGASASA。
・・・と思ったのに、ここ、ラストオーダー後だった。
くー、残念。
わりと閉まるの早いんだ(22:00くらい?)。
DIM SUMとあるように中華のお店で、さっき店前を通りかかったとき中国系と思しき麺点師が手延べで製麺している様子が外から見えていたので、おお、シメは絶対に麺!って決めてたのに~。
ウェブサイトを見ると、面白げなカクテルもあり。
ここの店、北欧関係の著書がいっぱいある森百合子さんのガイドブックでミッケラーのミッケル・ボルグがリコメンドしてた。要チェック。誰か利用した人がいたら、どうだったか教えてください。
別の日の夜だけど、Kødbyenはこんな感じでライブのイベントをやってたりもする。
ちょうどテクノのDJがバッキバキなプレイをしていて、Kødbyenを出てかなり離れても音が聴こえるくらいの音量でやっていた。スゴイなー。
ミッケラーのビールカーも出動して観客たちにビール販売。盛り上がってた。
あと、Kødbyenにはincoなる超巨大食品スーパーがある。
ここも非常に面白い。
中に入るとこんな感じで、どこまで行っても食品、食品、食品・・・。
ビールもクラフト系から大手のまでけっこう揃ってる。
こちらは加工肉関係。
チーズも種類豊富。
アジア食材のコーナーにはタイのガピから日本の搾り柚子のボトルまで。
もう、いろいろ買う気満点で広大な店内を巡ってたんだけど(しかも市中よりずいぶん安い!)、どうやら業者向けの店らしくて日本人観光客には売ってもらえなかった・・・。
ここ、旅行者でも買える方法、ないのでしょうか。
以上、コペンハーゲンKødbyenリポートでした。
今年もよろしくお願いします!
(よ)
by brd
| 2016-01-01 15:17
| デンマーク
旅の食卓と食卓の旅。ferment booksより『サンダー・キャッツの発酵教室』『味の形』発売中。ツイッターは @oishiisekai @fermentbooks
by brd
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