インド コーチン : 空港のサモサとワダ
インドの旅。
コーチンからデリーまで、国内線で移動。
エアラインは、Jet lite。
日本からウェブでインド国内線チケットを買うとき、実はほかに目当ての航空会社もあったのだが、なぜかクレジットカードを受け付けてくれない。
で、Jet liteのホームページを試してみたら、一発で買えてしまった。
そういう、いきがかり上の理由で、利用することになった。
この航空会社、料金に機内食がふくまれていない。
機内食がほしければ、機内にて現金で買うこともできるが、ありきたりのサンドイッチなどで、面白くない。
ところで、カレー伝道師・渡辺玲さんによれば、インドの国内線の移動では機内食がけっこう美味しく、カレーファンの楽しみのひとつになっているとのこと。
へー、いいな。
そういうのを知ると、ちょっと残念。
さらに蛇足だが、エア・インディアなどインド系国際線の機内食も、けっこうイケるらしい。
しかし、それはバンコク、シンガポール、KLなど、インド人がいっぱい住んでいる海外の都市と、デリーやムンバイ、コーチンなどインドの主要都市を結ぶフライトに限られるという。
たしかに。
エア・インディアでも東京便は、なぜだか美味しくない。
インド人と日本人の双方の嗜好を満たそうとして、結局どっちも満たせなかったというような、どっちつかずの料理が出てくる。
コーチン空港の、搭乗ゲート前の待合室。
なんだか、らしくない感じのソファが並んでいて、なごみませんか。
ちょうど腹も空いていたので、ゲート前の売店で機内用のスナックを調達することにした。
サモサ(右)と、コショウが丸のまま入ったワダ。
下のふたつが、マサラ・ワダ。
上の焦げっぽいのと、黄色いのは……失念。
ほんとうは、サンバルなどカレー類があればいいのだが、売っているかどうか、ちょっとよくわからなかったので、たくさんくれたケチャップをつけて食べることにした。
またまた蛇足だが、インドの空港のセキュリティはけっこう厳しい。
厳しいが、なんとなくトンチンカンでもある。
その一例。
空港の手荷物セキュリティゲートでは、検査した手荷物すべてに一枚ずつ「検査済」のタグをつける。
搭乗直前に、そのタグを念入りにチェックされる。
かなりしつこく、念入りに。
ところで、サモサ&ワダを購入した搭乗待合室は、厳しい手荷物セキュリティゲートを通った、あとにある。
つまり、サモサ&ワダの入ったビニール袋には、検査済のタグがついていない。
搭乗は、これから。
大丈夫だろうか。ちょっと不安になる。
まあでも、考えてみれば、それは空港の構造上、仕方のないことだから、大丈夫だろう。
そうタカをくくっていたのだが、甘かった。
離陸の時間が近づき、搭乗の列ができる。
その列、僕らより前の方に並んでいた男性が、待合室で購入した品物の入ったビニール袋について、係員からとがめられている。
えー!やっぱりダメなの?
結局、その男性、再度のセキュリティ・チェックのため、どこかに連れて行かれてしまった。
ヤバイ。
このままじゃ、サモサとワダがあぶない。
とっさに、検査済みタグのついた大きなバッグに、サモサとワダの袋をつっ込んで隠した。
結局、なんのおとがめもなく、飛行機には乗れた。
なんだ、これでいいのか。
無事だったサモサとワダは、雲の上で食べた。
(よ)
コーチンからデリーまで、国内線で移動。
エアラインは、Jet lite。
日本からウェブでインド国内線チケットを買うとき、実はほかに目当ての航空会社もあったのだが、なぜかクレジットカードを受け付けてくれない。
で、Jet liteのホームページを試してみたら、一発で買えてしまった。
そういう、いきがかり上の理由で、利用することになった。
この航空会社、料金に機内食がふくまれていない。
機内食がほしければ、機内にて現金で買うこともできるが、ありきたりのサンドイッチなどで、面白くない。
ところで、カレー伝道師・渡辺玲さんによれば、インドの国内線の移動では機内食がけっこう美味しく、カレーファンの楽しみのひとつになっているとのこと。
へー、いいな。
そういうのを知ると、ちょっと残念。
さらに蛇足だが、エア・インディアなどインド系国際線の機内食も、けっこうイケるらしい。
しかし、それはバンコク、シンガポール、KLなど、インド人がいっぱい住んでいる海外の都市と、デリーやムンバイ、コーチンなどインドの主要都市を結ぶフライトに限られるという。
たしかに。
エア・インディアでも東京便は、なぜだか美味しくない。
インド人と日本人の双方の嗜好を満たそうとして、結局どっちも満たせなかったというような、どっちつかずの料理が出てくる。
コーチン空港の、搭乗ゲート前の待合室。
なんだか、らしくない感じのソファが並んでいて、なごみませんか。
ちょうど腹も空いていたので、ゲート前の売店で機内用のスナックを調達することにした。
サモサ(右)と、コショウが丸のまま入ったワダ。
下のふたつが、マサラ・ワダ。
上の焦げっぽいのと、黄色いのは……失念。
ほんとうは、サンバルなどカレー類があればいいのだが、売っているかどうか、ちょっとよくわからなかったので、たくさんくれたケチャップをつけて食べることにした。
またまた蛇足だが、インドの空港のセキュリティはけっこう厳しい。
厳しいが、なんとなくトンチンカンでもある。
その一例。
空港の手荷物セキュリティゲートでは、検査した手荷物すべてに一枚ずつ「検査済」のタグをつける。
搭乗直前に、そのタグを念入りにチェックされる。
かなりしつこく、念入りに。
ところで、サモサ&ワダを購入した搭乗待合室は、厳しい手荷物セキュリティゲートを通った、あとにある。
つまり、サモサ&ワダの入ったビニール袋には、検査済のタグがついていない。
搭乗は、これから。
大丈夫だろうか。ちょっと不安になる。
まあでも、考えてみれば、それは空港の構造上、仕方のないことだから、大丈夫だろう。
そうタカをくくっていたのだが、甘かった。
離陸の時間が近づき、搭乗の列ができる。
その列、僕らより前の方に並んでいた男性が、待合室で購入した品物の入ったビニール袋について、係員からとがめられている。
えー!やっぱりダメなの?
結局、その男性、再度のセキュリティ・チェックのため、どこかに連れて行かれてしまった。
ヤバイ。
このままじゃ、サモサとワダがあぶない。
とっさに、検査済みタグのついた大きなバッグに、サモサとワダの袋をつっ込んで隠した。
結局、なんのおとがめもなく、飛行機には乗れた。
なんだ、これでいいのか。
無事だったサモサとワダは、雲の上で食べた。
(よ)
by brd
| 2010-11-05 23:30
| インド
旅の食卓と食卓の旅。ferment booksより『サンダー・キャッツの発酵教室』『味の形』発売中。ツイッターは @oishiisekai @fermentbooks
by brd
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