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『料理通信』秋田発見ツアー その4 : 角館のイタヤ細工づくり・大曲納豆汁と豆腐かまぼこ

『料理通信』秋田発見ツアー、前回のつづき。

「たざわこ芸術村 温泉ゆぽぽ」に一泊。ブッフェの朝食をとってチェックアウトし、観光バスで角館へ。

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あいにくの天気だったが、さすがみちのくの小京都。ふとした街角にも趣きあり。

一行が向かったのは「仙北市立角館樺細工伝承館」

ここで秋田の伝統工芸、イタヤ細工の体験学習に挑戦する。

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秋田弁のお父さんとお母さんによる実にフリースタイルな指導のもと、イタヤカエデの若木を割いた薄板を編んでいく。手芸や工作のたぐいに縁遠いこともあってか、日ごろ未使用の脳部位がなかなか起動せず。

こういう作業を大勢でやると、おのずと上手下手や、才能のあるなしが露わになってしまい、すこし緊張。この感じ、小学校時代の図工の時間っぽい。懐かしい楽しさ。思えば会場も学校の教室のようで、気がつけばもうみんな夢中。

薄板は乾くと折り曲げづらくなるので、適宜水につけたりしながら編み進んでいく。

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イタヤ馬の完成!

黄色い梱包用ロープでも、おさらい。見返りイタヤ馬にしてみた。

完成した瞬間のつぶやき

できた!の感激。タイムスタンプを見たら9時前。朝からみんなでこんな作業に没頭しているのも、結構レアな体験。やっぱり子ども時代を思い出す感覚。

一同を沸かせたのは、アメリカ人女性のツアーメンバーが作ったデザイナーズ・イタヤ馬。

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長い耳がカールし、尻尾が三本に枝分かれし、脚も長い。秋田 meets USA。というか、北欧の民芸のような(単なるイメージ)、非アジアの息吹にみな感心。

これに触発され、オリジナルに挑戦しはじめる者多数。薄板を半分の幅に裂き、ミニサイズのイタヤ馬を作ったりと、発展系スタイルがいくつも出来上がった。

おのおの自作のイタヤ馬を手に、お次は角館武家屋敷見物。

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雨だし、寒いし、チラ見で。

上の写真は松本家。バスガイドさんによれば、映画「たそがれ清兵衛」ロケに使われたんだそうな。

さらにその足で、「地酒処 君ちゃん」へ。

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試飲用のボトルが表にずらり。がっこをつまみに、何種類も地酒をためす。店内にはテーブルのある一角が用意されていて、熱い茶をすすりながら、またまたがっこをぽりぽり。まったり落ち着いてしまっている一団も。

地元酒蔵「秀よし」製の君ちゃんオリジナル「角館四季 冬 原酒」を一本と、「君ちゃん家のいぶりがっこ」をゲット。

さて先を急ぐべし。バスは花火で知られる大曲を目指す。

道中、休憩がてら寄った道の駅「なかせん」で気になったのが、

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これ。

秋田名物いぶりがっこの、漬ける前。つまり燻製&干した状態の大根。

ツアーメンバーの蕎麦職人さんが買ったのを二本ほどわけてもらうことに。自己流で、味噌だまりに漬けたり塩麹に漬けたりしてみたが、これがけっこうイケた。蕎麦職人さんはそばつゆのかえしに漬けてみたそうだ。そっちも美味そう。

そのほか、ここでは天然の山わさび、根っこも美味しそうな芹、辛味大根、りんご、枝つきの生唐辛子、そして秋田出身のツアーメンバーのお母さんが作ったという「ピーマン味噌」などなど一挙入手。

バスにもどったら、燻製大根の香りが車内に充満(笑)。

いぶりがっこ、昔は家庭の囲炉裏の上に干していたそうだ。きっと室内に干していたら偶然燻製になってしまい、漬けてみたら美味しかった、というのが起源なんだろう。なんてことを芳しい大根の香りを嗅ぎながら考えていると、ほどなくたどり着いたのは、大曲銘菓の店「つじや」

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ここの看板は豆腐かまぼこに、豆腐カステラ。

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伊達巻のようにロール状のが、豆腐かまぼこ。豆腐と白身の魚肉を甘く蒸しあげた郷土菓子で、味も伊達巻っぽい。

右上の四角いのが豆腐カステラ。豆腐かまぼこのタネに卵を加えて焼き上げたもので、ともにお菓子のような、おかずのような、懐かしいような、はじめての味。地元では、おせち料理やお茶うけとしての位置づけみたいだ。

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試食に出してもらったのをつまむ。手前の豆腐カステラ、いちばん向うの豆腐かまぼこ。その間にあるのが、これまた「つじや」の看板、三杯もち。

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三杯もちは、もちもち食感の羊羹のような菓子で、これまた親しみがわくと同時に新鮮な食味。「つじや」のは、他製品より小豆餡の比率が高いのだそう。『料理通信』のスタッフが「きな粉をつけて食べると美味しい」と言っていたので、帰宅後にためしたところ確かにベストマッチだった。

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一同「つじや」のお母さんの熱心な解説に耳をかたむける。

と、ふと気になるのは、うしろにある「大曲昭和四十三年会」の看板。

こ、これは・・・。

大曲に引っ越せば自分にも入会資格があるかも、と思っていたら、お母さんの息子さんで「つじや」の社長が大曲昭和四十三年会所属。さらに社長は地元で「旨めもの研究会」なるグループを組織し、大曲納豆汁を秋田郷土食として普及せんと、B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」にエントリーするなど、多方面で精力的な活動を展開する地元名士なのだった。

うーむ、しかし残念。

当日、社長は所用で東京。入れ違いだった。

『料理通信』スタッフによると、前回取材で訪れたさいは「つじや」の話より納豆汁の話のほうが長かったそうで(笑)、これは食べなきゃ帰れないと、急きょ大曲納豆汁を味わいに行ったそうだ。

というわけで、本ツアーも同じコースをなぞるのである。

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すぐ近所の日本料理店「花よし」に用意されていた、大曲納豆汁。

お供は愛しのいぶりがっこ。

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お店の方たちの話を聞きながら、熱いうちに。

「旨めもの研究会」のウェブサイトに行けば大曲納豆汁のすべてが記してあるけれど、いちおう簡単に説明しておこう。

ざっくり言えば、すりつぶした納豆入りの味噌汁のようなもので、具は山菜になめこなど茸類、豆腐に里芋、あとはにんじんなど根菜が具となる。肉は入らない。納豆と味噌のダブルの旨み、そして納豆の粘りによる汁のとろみがじんわりとクセになる感じ。納豆をすりつぶすさいは、すりこぎを使うと粒が逃げるので、大根ですりおろすのだそうだ。

関東人にとって納豆といえば水戸だけど、秋田も「納豆発祥の地」の碑が立つほどの納豆王国。

大曲納豆汁は秋田のソウルフードなのだ。

オリジナル・イタヤ馬を作り上げたアメリカからの彼女は納豆が苦手だそうだが、この納豆汁は問題なく食べられたそう。

せっかくだからと一緒に出してくれたあきたこまちのピカピカご飯がすすむすすむ。一気にパクパクパク。

さて、食いしん坊ツアーはこのあとさらに、ご当地ラーメンで2度目のランチ予定!

つづく。

<2012年11月>

(よ)

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by brd | 2012-12-27 03:48 | 秋田 | Comments(6)

釜山 : 金井山城マッコリと黒山羊焼肉

以前、『ポンポコ研究所』の狸田ポン太所長が紹介していた釜山・山城黒山羊マッコルリ村で、銘酒「金井山城マッコリ」を買ってきた。

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とても飲みやすい。

くせのない、さらっとした上品な甘酸っぱさ。

舌のうえでシュワッとする微発泡の爽快さ。

ついついクイクイクイっといってしまい、あまり強くない(よ)はじきに酔っぱらってしまうわけだが、その酔い心地はほかのどの酒とも違ってる。

はじめはフワフワと淡いようだけれど、杯を重ねていくと、そのうちドスーンとした重心の低い、それでいて静謐な酩酊がゆっくりとしのび寄ってくる。

にぎやかな感じのビールのアッパーな酩酊や、眉間のあたりにジンと集中するワインの鋭角な酩酊と実に対照的。あまり量を飲めない(よ)独特の感覚かもしれないけれど、酒の酔い心地としてはいちばん好きだ。

ま、とにかく気に入っているわけです。

そういえば、まさに昨日、韓国初の女性大統領となった朴槿惠のお父さん、朴正煕がマッコリ愛好家で、かつて金井山城マッコリを民俗酒第一号に認定した、なんていう逸話もあった。

さて。

山城黒山羊マッコルリ村への行きかたを説明しておこう。

釜山の繁華街、西面やチャガルチを通っている地下鉄1号線で温泉場駅まで。

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温泉場駅4番出口から歩道橋で大通りの向こうへ。バス停で203番バスを探す。

韓国語ができないので、運転手さんらしき男性に『ポンポコ研究所』のプリントアウトを見せて・・・

산성 흑염소 막걸리 촌(山城黒山羊マッコルリ村)


のハングル部分を指さしたら「オッケー!乗れ乗れ」というゼスチャー。

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バスは市街地を抜けて、

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あっというまに車窓は山景色。

出発から20分ほど走り、運転手さんに「ここだよ」とうながされ下車したのは、

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バス停「金城洞住民センター」。

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すぐ近くにあった山城橋のもとを流れる大川川は洛東江にいたり朝鮮海峡に注ぐ。

韓国らしい感じのする、鄙びたいい景色。

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近所には、なんだか気になる寺などもあったりするのだが、まずはマッコリを求めて酒造所へ。

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壁画も楽しい、ここが金井山城マッコリを造る「金井山城土産酒」

ボトルのラベルで円盤状の麦麹を手に微笑んでいる名物社長は残念ながら不在。そのかわり、若いスタッフが対応してくれた。

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日本語も多少は通じるので、意思疎通はわりとスムース。工場を見せてもらいたかったけど、社長が不在だからか、いまはNGとのこと。うーん、かさねて残念。

1ボトル1500ウォン。銘酒が150円もしない値段で買えるのかと思うと、ずいぶん安い気がする。

ボトルに印字された日付は当日。ボトル詰めたてほやほやのマッコリだ。

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こんな日本語パンフレットもくれた。

あたりに食堂やレストランがたくさんあり、こんな看板があちこちに。

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マッコリに黒山羊。

そう、ここの名物はマッコリと、黒山羊焼肉なのだった。

さっそく、酒造所すぐ近所のレストランへ。

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두레고을(ドゥレゴウル)。

看板に鴨の絵があるとおり、黒山羊と、さらには鴨がスペシャリテ。

日本語のできる女性オーナーはかなりの頻度で東京へ来ているそうな。錦糸町のことなど、とても詳しいみたいだった。

とにかくここの名物を食べさせてください、と注文。

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もちろん、飲みものは金井山城マッコリ。

夕方の半端な時間帯で客はまばらだったが、別のテーブルで食事していた3人のところには3~4本のボトルが転がっていた。飲みやすいし、たしかに昼でもそのくらいはいけちゃうよなあ。

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まずおかず類が出て、炭火が用意される。

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ここで焼くのは鴨。

あらかじめ燻製になっているのでかるくあぶる感じでオッケー。

これをタマネギと練りワサビが添えられた醤油だれにつけて食べる。そのままでもいいし、キムチなんかとサンチュに巻いてもいい。ふんわりしたやわらかい肉質で脂にコクがあって美味い。

ショップカードに、燻製バーベキュー焼き器(훈제바비큐구이기)の写真が載っていたりするので、燻製が店の自慢なのかもしれない。

そして、

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おまちかねの黒山羊焼肉。

甘めの味つけと山羊の風味がドンピシャ。マッコリがすすむ。

黒山羊の皿が出てきたと同時に炭火は片付けられた。なんでも、肉をタレに漬け込んだあと強火と弱火で2回焼き、最後に炭火の直火であぶって仕上げるそうな。

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いっしょに出てきた甘辛酸っぱいコレ↑と一緒に、サンチュに巻いて食べる。

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またまたマッコリをクピクピ。

とまらない。

食べ終わるころには、ほとんど夕食前という時間帯になってしまった。

じつはこのあたり、観光の目玉は山登りと、小さな万里の長城と呼ばれる城壁、金井山城。そう名物マッコリの名は、当地の文化史跡なのだった。北京に行って、北京ダックと羊しゃぶしゃぶは食べても万里の長城には行かない(よ)なので観光地はつねに後まわしなのだが、これはいつか見に行ってみたいなぁ。マッコリ博物館なんてのもあるらしい。

釜山市街に戻って夕飯を食べなきゃいけないので(笑)、このあたりで帰路につくことに。

帰りのバスは登山ルックの地元観光客だらけ。そうか、山登り、城壁観光、マッコリ、黒山羊焼肉・・・の金井城山フルコースツアーは、意外とオツかもしれないなあ。

<※2012年12月>

(よ)

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by brd | 2012-12-20 22:48 | 韓国 | Comments(8)

『料理通信』秋田発見ツアー その3 : 「たざわこ芸術村 温泉ゆぽぽ」の夕食

『料理通信』秋田発見ツアー、さらに前回のつづき。

本日の宿「たざわこ芸術村 温泉ゆぽぽ」に到着。部屋でひと休みしてから夕食の会場へ向うと、

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なにやら奥のほうに人だかり。

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人を集めていたのは、きれいな盛りつけのお皿ふたつ。

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花輪のように美しく盛られているのは、なんと、がっこ(漬物)だった。

こんなにゴージャスなお漬物を見たのははじめて。

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感嘆とともに、逆サイドからのアナザーカット。

これ、「ごっつお玉手箱列車」の漬物を作った佳子さんと、干し柿をつくったけい子さんの、「けいこコンビ」による作品なんだとか。大根各種、高菜、なす、ヤーコンなどが盛り合わせになって、さらに菊で飾られ色彩豊か。

サプライズな差し入れに一同感激。

各々取りわけて席で味わってよいのだが、この美しさを記録しておきたい気持ちから、そして美しい盛りつけを崩すのを躊躇する気持ちから写真を撮るばかりの一同。で、あらかた全員が撮影し終え、そろそろいいかな、というところでやっと漬物を取りわけ着席。けいこさんコンビも一緒に、夕食のスタート。

「冬紅葉」と題されたしながき。秋田の食材にちなんだ品々だそうだ。

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しめじと菊のおひたし。上にちらしてあるとんぶりも秋田の名産。

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もみじといちょうで色とりどりの前菜九品。

いちょうに隠れたあたりは見えないけれど、そこから時計回りに地柿の白和え、落葉パプリカ、いくら醤油漬、銀杏のほうば味噌焼き、山茸煮こごり、くるみとレーズンの入った鶏の松風焼き、月冠玉子、みずの実たまり漬け、そしてまんなかは本日再登場、西明寺栗の渋皮煮。晩秋の秋田なり。

東京ではあまり見かけないみずの実は、すこしぬめりがあって噛むとシャクシャクした独特の歯ごたえでクセになる。秋田をはじめ、東北が産地のよう。翌日に寄った道の駅でも生のみずの実が売られていた。

そうそう、この夕食のために特別に用意された秋田のお酒が五つ。

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IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のSAKE部門にて「チャンピオン・サケ」を受賞したという「大吟醸 福小町」(湯沢市・木村酒造)、「純米吟醸 雪の茅舎」(由利本荘市・齋彌酒造店)、「秘伝山廃 雪の茅舎」(齋彌酒造店)、古酒の「山吹 ゴールド」(大仙市・金紋秋田酒造)。

以上を味くらべしながら、つぎの料理へ。

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岩魚の田楽と本荘無花果の甘露煮。

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秋田錦牛と山内芋のしぐれ煮。秋田のブランド牛と、横手市山内産の芋の子=里芋。

ここで突然、知らされていなかった飛び入り。

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劇団わらび座による、民謡ショー!

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わらび座は「たざわこ芸術村」内に「わらび劇場」をかまえ、ミュージカルから民謡までこなす多才な集団。

ショーのクライマックスは、バカ囃子。地元、角館のお祭で「曳山」と呼ばれる山車が路上で激しく衝突するときに奏でられるリズムの強烈なお囃子で、祭好きな(よ)はもう血が騒いでしょうがない。こんど角館のお祭、ぜひ見物しに行ってみたい。

さーて、一気に場があたたまったところで、さらに料理。

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紅鱒のあらい。

からし酢味噌が合う。鮭かとおもったら、淡水の紅鱒なんだそうだ。帰ってからネットで調べると、田沢湖には淡水で紅鱒や岩魚を養殖しているところもある。そういった食材かどうか、詳しく訊ねるのを忘れてしまったけれど。

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山なめこの稲庭うどん。

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湯葉包み豆腐。地元の大豆使用。

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神代産「山の芋」鍋。

山の芋だんごと、比内地鶏と地場野菜。山の芋=神代芋は、長芋とくらべて粘りが強く、つなぎなしでだんごになるとか。素朴な食感。

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あきたこまち新米の舞茸ごはん。

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大根のぶどう漬けと、いぶりがっこ。

じつは秋田から帰ってきてから毎日いぶりがっこを食べている。燻製の香りと小気味よい食感、はまる。

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最後はビールのゼリーに生クリームと果物をのせたデザート。

2012WBA(ワールド・ビア・アワード)でワールド・ベスト・アルト・ビールに選出された、田沢湖ビール「アルト」のゼリーだそうで、今思えば「アルト」そのものを飲まなかったのが悔やまれる。

夕食に参加した「けいこコンビ」のうち、農家民宿「泰山堂」を営む藤井けい子さんとお話することができた。

あんなに美味しい漬物や干し柿を作るけい子さん、宿ではどんな料理を作っているのか訊ねると「無国籍勝手料理よ!」と即答。参加者に配られた秋田グリーン・ツーリズムのガイドブック『GREEN NOTE』に掲載された泰山堂のページを見せてくれた。素敵な囲炉裏のある部屋の写真の下に、アジアからの留学生たちが、けい子さん作の炒飯のようなご飯料理を食べている写真が。地場の食材をもとに、なんでも自由自在なんでしょうね~。

いい感じにテンションの上がった一同。シメの記念撮影は「ハイ、チーズ!」ではなく、どういうわけか「加トちゃん、ぺ!」がシャッターの合図に。

解散後、どうも飲み足りず、

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館内のお食事どころ「ばっきゃ」で、ビール飲みくらべ。

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さらに、日本酒飲みくらべ。

つまみにまた、がっこ。

同行の『料理通信』スタッフ、秋田県庁の方、旅行代理店の方をまじえ、またしてもどういうわけか「いなかっぺ大将」の話をしていたら(風大左衛門は秋田でなく青森出身)、じきにオーダーストップ。閉店。

そのあと温泉大浴場へ。一緒に湯につかる旅行代理店の人に、まったく知らなかった六郷の祭「竹うち」の話を聞く。自宅に戻って動画を見たけれど、こ、これはすごい。食とはまた別の角度から秋田に興味津々。

さらに、秋田は台風などの自然災害が少なく、米などの農作物もだいたい毎年たいらに採れるので、どっちかというとのんびりした県民性なんだというような話も。だから食文化のプロモートにも、これまではあんまり熱心ではなかったそうだが、もともとタイなんかのアジア好きな性分だし、のんびりした人たちと合う気がして、むしろ好感を抱いた。

広々とした風呂で、盛りだくさんな一日をふり返り、満足満足。

つづく。

<2012年11月>

(よ)

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by brd | 2012-12-01 23:58 | 秋田 | Comments(2)


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