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ニューヨーク、パリ、ロンドン、ベルリン、バルセロナ、東京 「世界のシティ・ガイド CITI×60」

(ゆ)です。

ガイドブックの翻訳をしました。当ブログ【美味しい世界旅行】的にも興味深いネタがけっこう掲載されていますので、ここで紹介させていただきます!

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「世界のシティ・ガイド CITI×60」

ニューヨーク、パリ、ロンドン、ベルリン、バルセロナ、東京。それぞれの街の地元クリエイター60人がおすすめする60カ所のスポットを紹介したコンパクトな都市ガイドブックシリーズです。

アート&デザイン、建築、グルメ、エンターテイメント、ショッピングの5カテゴリーで、定番観光地から最先端スポットまで街の見どころをピックアップ。東京のパイ インターナショナルさん(日本語版)と、香港のvivtion:aryさん(英語版)の同時発売で、わたしはニューヨーク版、パリ版、ロンドン版、ベルリン版、バルセロナ版の英日翻訳を担当しました。

とにかく装丁がかわいい! 表紙カバーの絵地図は、カバー用紙の裏側に印刷されたものが折り返されているという凝った仕様になっております。

食いしん坊のわたしとしては、各都市の飲食関連のスポットに大注目。それぞれ1カ所ずつグルメカテゴリーの掲載を紹介しようと思います!



『世界のシティガイド CITI×60 New York ニューヨーク』

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アーティスト/グラフィックデザイナーのケリ・アンダーソンさんのおすすめは、ブルックリンの「スモーガスバーグ」。

スモーガスバーグといえば、いまアメリカで盛り上がっているインディペンデントな食のアルチザン文化の見本市のような野外マーケットで、世界中の意識的な食関係者なら誰もが注目しているスポットと言っても過言ではありません。ニューヨークに旅行したら、わたしも必ず真っ先に駆け付けたいよだれモノの場所です!

スモーガスバーグ以外でも、ブルックリンといえば、西のポートランドと並んで個人的にチェックしたいスポットだらけです。本書には掲載されていませんが、個人的にはジャムの「アナーキー・イン・ア・ジャー」、食材店の「イースタン・ディストリクト」、影響力のあるレストラン経営者アンドリュー・ターロウの「ダイナー」などなど、訪れたいスポットを挙げたらきりがないです。そのほかにも「aska」「ALDER」「TORST」など気になる飲食店がいくつも。

わたしも近々、この『世界のシティガイド CITI×60』を片手にニューヨークに行ってきます!(きっと!)



『世界のシティガイド CITI×60 Paris パリ』

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日本人スタイリストであり『コード』マガジンのファッションディレクターでもあるカナコ・B・コガさんのオススメは、「セプティーム」。シェフは、かのアラン・パッサールのもとで修業。食のトレンドである北欧やネオビストロの流れをくんだ、カジュアルかつモダンなフレンチレストラン。

ここ何年かはパリでも、それほど高くないビストロ値段でガストロノミックな料理を提供する(ビストロノミー?)コンセプトの店が増えているようです。「セプティープ」以外にも、「シャトーブリアン」などが一時期かなりの話題になっていました。



『世界のシティガイド CITI×60 Berlin ベルリン』

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Raureif設立者で多くのiOSアプリの作者でもあるティム・ケケリッツさんのお気に入りは、「コチュ・カル」。コリアンとスパニッシュのフュージョンレストランで、毎月一度の限定コースメニューにはシェフみずから歌うシャンソンのBGMつきだとか。

「コチュカル」とは韓国料理の粉唐辛子のこと。本書には、ここ以外にもう一店コリアンレストランのリコメンドが掲載されているのですが、ベルリンには韓国料理店が多いのでしょうか。



『世界のシティガイド CITI×60 London ロンドン』

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「S.E.H.Kelly」のファッションデザイナーふたりが選んだスポットは、「セント・ジョン・バー&レストラン」。

動物のあらゆる部位を美味しく提供すると評判のこのレストランのスペシャリテは、骨髄サラダ。ごろりと皿にのったぶつ切りの骨から骨髄をかきだして、トーストとともにいただきます。「セント・ジョン」は、以前翻訳を担当させてもらった『おいしいセルビー』にも掲載。きっと、かなり評判の店なんでしょうね。『おいしいセルビー』にも『世界のシティガイド CITI×60 London ロンドン』同様、骨髄サラダの写真が大きくフィーチャーされています。



『世界のシティガイド CITI×60 Barcelona バルセロナ』

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映像製作者のマルク・カステルヴィ・ヘルナンデスさんが紹介するのは、「ラ・サンタ(ヴォルンタッド)」。

「ラ・サンタ(ヴォルンタッド)」は1度に4人のゲストを招いて展開される自由な食のプロジェクト。詳細は不明ですが、本書に掲載された写真を見ると、ビルの屋上のテーブルで料理を囲んだメンバーの一人が頭にカメラのような機器を装着していたり、なんだか実験的な雰囲気が漂います。食とモダンアートの融合、とか?

エルブジという、とんでもなく革新的なレストランの登場によって、世界の料理界の進む方向を180度変えてしまったスペインの人たちの実験精神にものすごく期待してしまいます。参加希望者は本書掲載の主催者アドレスまで連絡を。



『世界のシティガイド CITI×60 Tokyo 東京』

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東京版に関しては翻訳では関わっていませんが、やっぱり歌舞伎町の「ロボットレストラン」・・・も気になりますが(笑)、個人的な注目スポットは「ファーマーズ・マーケット@UNU」です。

食の蚤の市である「AOYAMA FOOD FLEA」が同時開催されたりして、今後の展開にも要注目。ファーマーズ・マーケットから出版されている雑誌『NORAH』も気になります。内容も面白いですが、デザインが変わっていて新しい!(色のついた用紙にカラー印刷していたりする)

「世界のシティ・ガイド CITI×60」シリーズの日本語版はパイ インターナショナルさんから6冊そろって発売中です!

ぜひ本屋さんで見つけたら手に取ってみてください。

(ゆ)

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by brd | 2014-08-17 17:27 | 本や映画


旅の食卓と食卓の旅。ferment booksより『サンダー・キャッツの発酵教室』『味の形』発売中。ツイッターは @oishiisekai @fermentbooks


by brd

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