クアラルンプール : 「蘇記」の海老麺やら猫山王ドリアンなど
~KL-Paris-Quimper #04~
前回のつづき。
高いところが好き(バカ?)なのに…、
11月まで登れないらしい。残念。
気を取り直して、紀伊国屋書店へ。
SURIA KLCC店、10周年なんだそうな。
おやつの時間なので、フードコートでアイスカチャンでも食べようかなーと思ったが、やっぱやめて、
「ben's」なるカフェで、
マンゴー&ライチ・トライフル。
今回、こういう方向に流れがちな(よ)であった。
さっき紀伊国屋で買った本。
両方、マレーシアの食ガイド本。
左は王翠玲 a.k.a. Chui Lingさんのオシャレスポット紹介本。まあ、こっちはよし、と。
注目すべきは、右。
英字紙「The Star」編集の、マレーシア全土ストリートフードガイド。
これはなかなかすごい。
KLやペナンとかはもちろん、東マレーシアの屋台や食堂まで網羅してる。
とりあえず、近所の情報を見よう。
MEDAN INBIのプローン・ヌードルが美味そう。三つ星。
で、さっそくやって来た。
「Soo Kee Mee 大樹頭蘇記炒粉」
看板の真下で料理している感じがなんとも良い。
いいな~。オープンエアな厨房。いい感じだ。
ダイニングに向ってオープンキッチンなのはよくあるが、ここは、ストリートに向ってオープンキッチン。いいねー、なんかカッコイイ。
やっぱり華僑のお店、好きだ。
この雰囲気。
グッと来る。
まだちょっと、夕食時に早いか。そのうちどんどん席は埋まった。
カールズバーグのグラスが、
かわいい。ほしい。
お店の人に「えびそば?」と日本語で聞かれたので、さっそく頼んだ。
見た目は悪いけど、さすがに美味しかった。
海老がでかい。
麺は、かた焼き。
ペーパー・ラップ・チキン(紙包鶏)はタレに漬けた鶏を、紙包み状態で揚げるんだそうな。
なかの鶏肉は、ほっくりして蒸したようでもあり、おもしろい。
あ、隣の席にも日本人。たぶん、お母さんと娘の二人旅。
こっちはThe Star特別編集ガイドを見てきたのに、隣は「るるぶ」でここまでたどり着いていた。あれ?
さてここの店の向かいには、
「SOO KEE'S SON 蘇記仔」
なる別店がある。
SOO KEEの息子?
間違わないよう、ご注意を。って、こっちもべつに悪くないと思うけど。
※東京に帰ってきてからチェックしてわかったけれど、Catyさんによれば、SOO KEEの現オーナーの兄弟の店だそう。
さらに近所には、肉骨茶で有名な「新峰肉骨茶」が。
店頭に黄色いフェラーリ~!
若い店員は「ボスのだ」と言ってた。マジですか? バクテーでフェラーリ! そういえば黄色って風水的に金運アップの色だっけか(笑)。
確かに、ゾロゾロゾロと客が吸い寄せられていくぅ~。
新峰肉骨茶は、またこの次に。
店前の公園のシーソーで遊んでから、ブキッビンタンへ戻ったら、
イベントをやってて、えらい混みようだった。
ブキッビンタンからジャラン・アローにいたる道すがら、ドリアン屋に寄る。
D101、D24、D2、D9、紅蝦、竹脚、猫山王…。全部品種、だよね?
それぞれ、どう違うのかよくわからないのだが、とりあえず猫山王が最高級なことだけはわかる。
猫山王の値段を聞いたら30リンギット/Kg。
ちょっと高すぎやしないかと思ったが、この値段なんだそうな。外人だからボラれているのかなとも思い、ほかの客や、別の店でも聞いてまわったら、だいたい同じ値段だった。
猫山王いっこ割ってもらって、写真左のほうのテーブルに混ざって、食べる。
お~確かに、上品な味かも。
舌ざわりもクリーミーで、筋というか、余計な繊維みたいな部分が少ないような気がする。
うまい。
あっ!
まだまだいろいろ食べる予定なのに、もう時間がないっ!
とりあえず機内のオヤツとして、ジャラン・アローの「黄亜華小食店」でドリアン・シュークリームを買ってみる(念のため、Air Asiaは外からの食べ物もちこみ、NGです)。
宿は昼にチェックアウトしておいたので、荷物だけをピックアップ。
タクシーを呼んでもらい、KLセントラルのLCCT行きバスターミナルまで飛ばす。
…はずだったが。
運転手のオヤジがバスターミナルの所在を知らないのか、知ってるのにわざとか、全っ然関係ない路上で降りろといわれる。まったくもって話が違うのに、約束の20リンギット払えという(そもそも20リンギットも高い)。払わないと荷物を返さないと言い出す。なんだと~!?おいおい、こんな悪いタクシーKLにいるんだ!しかも、ホテルに呼んでもらったタクシーなんだけど。頼むぜ~。
そもそも、走り出した直後「20リンギットじゃ行けない、30だ、いや40だ」などと言い出したときから怪しかった。そのとき降りると主張したが、降ろしてもらえなかった。が、強引に降りればよかった。
運転手とかなーりトラブって警戒したわれわれは、まず10リンギット払って、先にひとり降り、すべて荷物を降ろし、それから10リンギット払ってタクシーを行かせた。
上の写真の老人ドライバー。車は古くてボロボロ。観光客の皆さんは、ご注意を。
夜中の路上に放り出され途方にくれたが、すぐ別のタクシーが来て事なきを得た。よかった~。
バスにもすぐ乗れ、空港へ。
ゲートからぞろぞろ歩かされて、夜中の1:20発パリ行き搭乗。
Air Asia機内のナシルマ(有料)。
つづく。
(よ)
※2011年9月
前回のつづき。
高いところが好き(バカ?)なのに…、
11月まで登れないらしい。残念。
気を取り直して、紀伊国屋書店へ。
SURIA KLCC店、10周年なんだそうな。
おやつの時間なので、フードコートでアイスカチャンでも食べようかなーと思ったが、やっぱやめて、
「ben's」なるカフェで、
マンゴー&ライチ・トライフル。
今回、こういう方向に流れがちな(よ)であった。
さっき紀伊国屋で買った本。
両方、マレーシアの食ガイド本。
左は王翠玲 a.k.a. Chui Lingさんのオシャレスポット紹介本。まあ、こっちはよし、と。
注目すべきは、右。
英字紙「The Star」編集の、マレーシア全土ストリートフードガイド。
これはなかなかすごい。
KLやペナンとかはもちろん、東マレーシアの屋台や食堂まで網羅してる。
とりあえず、近所の情報を見よう。
MEDAN INBIのプローン・ヌードルが美味そう。三つ星。
で、さっそくやって来た。
「Soo Kee Mee 大樹頭蘇記炒粉」
看板の真下で料理している感じがなんとも良い。
いいな~。オープンエアな厨房。いい感じだ。
ダイニングに向ってオープンキッチンなのはよくあるが、ここは、ストリートに向ってオープンキッチン。いいねー、なんかカッコイイ。
やっぱり華僑のお店、好きだ。
この雰囲気。
グッと来る。
まだちょっと、夕食時に早いか。そのうちどんどん席は埋まった。
カールズバーグのグラスが、
かわいい。ほしい。
お店の人に「えびそば?」と日本語で聞かれたので、さっそく頼んだ。
見た目は悪いけど、さすがに美味しかった。
海老がでかい。
麺は、かた焼き。
ペーパー・ラップ・チキン(紙包鶏)はタレに漬けた鶏を、紙包み状態で揚げるんだそうな。
なかの鶏肉は、ほっくりして蒸したようでもあり、おもしろい。
あ、隣の席にも日本人。たぶん、お母さんと娘の二人旅。
こっちはThe Star特別編集ガイドを見てきたのに、隣は「るるぶ」でここまでたどり着いていた。あれ?
さてここの店の向かいには、
「SOO KEE'S SON 蘇記仔」
なる別店がある。
SOO KEEの息子?
間違わないよう、ご注意を。って、こっちもべつに悪くないと思うけど。
※東京に帰ってきてからチェックしてわかったけれど、Catyさんによれば、SOO KEEの現オーナーの兄弟の店だそう。
さらに近所には、肉骨茶で有名な「新峰肉骨茶」が。
店頭に黄色いフェラーリ~!
若い店員は「ボスのだ」と言ってた。マジですか? バクテーでフェラーリ! そういえば黄色って風水的に金運アップの色だっけか(笑)。
確かに、ゾロゾロゾロと客が吸い寄せられていくぅ~。
新峰肉骨茶は、またこの次に。
店前の公園のシーソーで遊んでから、ブキッビンタンへ戻ったら、
イベントをやってて、えらい混みようだった。
ブキッビンタンからジャラン・アローにいたる道すがら、ドリアン屋に寄る。
D101、D24、D2、D9、紅蝦、竹脚、猫山王…。全部品種、だよね?
それぞれ、どう違うのかよくわからないのだが、とりあえず猫山王が最高級なことだけはわかる。
猫山王の値段を聞いたら30リンギット/Kg。
ちょっと高すぎやしないかと思ったが、この値段なんだそうな。外人だからボラれているのかなとも思い、ほかの客や、別の店でも聞いてまわったら、だいたい同じ値段だった。
猫山王いっこ割ってもらって、写真左のほうのテーブルに混ざって、食べる。
お~確かに、上品な味かも。
舌ざわりもクリーミーで、筋というか、余計な繊維みたいな部分が少ないような気がする。
うまい。
あっ!
まだまだいろいろ食べる予定なのに、もう時間がないっ!
とりあえず機内のオヤツとして、ジャラン・アローの「黄亜華小食店」でドリアン・シュークリームを買ってみる(念のため、Air Asiaは外からの食べ物もちこみ、NGです)。
宿は昼にチェックアウトしておいたので、荷物だけをピックアップ。
タクシーを呼んでもらい、KLセントラルのLCCT行きバスターミナルまで飛ばす。
…はずだったが。
運転手のオヤジがバスターミナルの所在を知らないのか、知ってるのにわざとか、全っ然関係ない路上で降りろといわれる。まったくもって話が違うのに、約束の20リンギット払えという(そもそも20リンギットも高い)。払わないと荷物を返さないと言い出す。なんだと~!?おいおい、こんな悪いタクシーKLにいるんだ!しかも、ホテルに呼んでもらったタクシーなんだけど。頼むぜ~。
そもそも、走り出した直後「20リンギットじゃ行けない、30だ、いや40だ」などと言い出したときから怪しかった。そのとき降りると主張したが、降ろしてもらえなかった。が、強引に降りればよかった。
運転手とかなーりトラブって警戒したわれわれは、まず10リンギット払って、先にひとり降り、すべて荷物を降ろし、それから10リンギット払ってタクシーを行かせた。
上の写真の老人ドライバー。車は古くてボロボロ。観光客の皆さんは、ご注意を。
夜中の路上に放り出され途方にくれたが、すぐ別のタクシーが来て事なきを得た。よかった~。
バスにもすぐ乗れ、空港へ。
ゲートからぞろぞろ歩かされて、夜中の1:20発パリ行き搭乗。
Air Asia機内のナシルマ(有料)。
つづく。
(よ)
※2011年9月
by brd
| 2011-10-11 13:27
| マレーシア
旅の食卓と食卓の旅。ferment booksより『サンダー・キャッツの発酵教室』『味の形』発売中。ツイッターは @oishiisekai @fermentbooks
by brd
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