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クアラルンプール : 「ビジャン Bijan」のドリアン料理&デザート

~KL-Paris-Quimper #02~

前回のつづき。

たっぷり昼寝してから、夕飯は宿から歩いて行けるJalan Ceylonのマレー料理レストラン、

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「ビジャン Bijan」へ。

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背後にKLタワー。パーキングに高そうな外車。

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入店し、実にトゥルーリー・エイジアなしつらえのバーカウンターを通り過ぎて進んでいくと、

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ぐっと照明がおさえられた、広々としたダイニング。

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クロスのかかったテーブルに、ワイングラス、位置皿にナプキン。

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メニューもデザインされていてスタイリッシュ。

マレーシア人の食ブロガー、Lyrical Lemongrassさんは、基本的に、美味しいマレー料理は家庭の中にあるものだ、と書いている。そして、この種の外国人向け高級店は、居心地のよさのため必ず何かを犠牲にしているものであり、それは料理だ、とも。つまり高級店では、往々にしてローカルの舌には疑問な料理が出される場合が多い。なるほど、わかる気がする。

しかし。

彼女が何度か通って得た結論。ここビジャンは、例外だそうだ。

洗練された居心地よさのなか、美味しいマレー料理が食べられるのだという。

とくにデザートが素晴らしく、ドリアンチョコレートケーキやドリアンチーズケーキ(うまそう)は予約してから来店するそうだ。

…な~んてハナシを真に受けて、やってきた。

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Mojito

アペリテフはモヒート。

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Otak Otak.

オタオタは魚のすり身を葉に包んで蒸した料理だけれど、ここのはフレンチのムースかパテのような感覚で、ブレッドが添えてある。

でもメニューを見ると、このパン、“toasted Hainanese bread”って書いてある。

海南式トーストって、コーヒー屋台とかでバターをたっぷりはさんである、あれ?

オタオタのなかには、ペーストになっていない、一匹なりのプリっとした海老も入ってた。

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Nasi Lemak

ごはんは、ナシプティ(白ご飯)でなく、ナシルマ(ココナツで炊いたご飯)を。

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Masak Lemak Pucuk Ubi dengan Ikan Masin.

タピオカの葉と塩魚のココナツミルクスープ。

これがなんともいえない味で非常にイケる。一匹どんと入った塩魚イカンマシンは、そのまま食べると塩辛いのだが、そこから出た塩味がココナツミルクになじんでいい具合。タピオカの葉はそれを含んで、なにか海苔のような感じもして不思議。

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Rendang Kambing.

ラムのマレー風カレー。

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せっかくだから、ワインも飲んだりして。

チリのカベルネ・ソービニヨン。

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Masak Lemak Udang Tempoyak.

海老のドリアンソース。

Tempoyak(テンポヤック)とは、ドリアンのペーストを冷蔵庫とかで寝かせて醗酵させた調味料的なものらしいが、テンポヤックを使用したローカルの料理を食べたことがないので、本来どんな感じか不明。

この料理に関しては、けっこうフレッシュなドリアンフレーバーがしていて、とても海老とマッチしてる。うーん、クリーミー。

玉ネギがたくさん使われていて、それで味のバランスをとっているのかも。メニューによれば「カレーリーフ」とも書いてあるのだが、写真に写っている葉はタイ料理で言うバイマックルー(こぶみかんの葉)だと思う。

ドリアン料理、美味しい。

がぜん興味がわいてくる。

そして、デザートだけど、Lyrical Lemongrassさんが予約までして食べるドリアンチョコレートケーキは、なんと売り切れ!

なので、

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Durian cheese Cake

ドリアンチーズケーキ。

これもフレッシュなドリアンフレーバー+濃厚なチーズケーキで、とてもリッチな味わい。

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Gula Melaka Cake

グラマラッカケーキ。

グラマラッカはマラッカ名物、椰子の黒糖。このグラマラッカ味の蒸しパンに、グラマラッカの黒蜜、ココナツアイスクリーム。

左上に写っているのは、テ・タレ(ミルクティー)のアイスクリーム。

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Teh Tarik & Pandan Leaf Icecream

テ・タレのアイスクリームと、パンダンリーフのアイスクリーム。

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Teh Tarik & Kopi Ice

テ・タレ・アイス。

コピ・アイス。

ちなみに、ビジャンのあるJalan Ceylonを下っていくと、

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こんなスカした感じのバー、レストラン街。

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東京で言うと、六本木みたいな感じなのだろうか。

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A bar named as "Daikanyama."

「代官山」という店があって笑った。

そして、さらに行けば、

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食堂と屋台の洪水、Jalan Alorの入り口にたどり着く。

Lemongrassさんは、このストリートで名物の鶏手羽先や焼き魚をワシワシとやってから、デザートをビジャンで楽しむ、なんてーことをしているらしい。

この食ドーラク者め~。さすがだなぁ。

Jalan Alorのことは、またほかの記事で。

つづく。

(よ)

※2011年9月

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by brd | 2011-10-09 04:46 | マレーシア


旅の食卓と食卓の旅。ferment booksより『サンダー・キャッツの発酵教室』『味の形』発売中。ツイッターは @oishiisekai @fermentbooks


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